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§実践編§(キッチンの片付けについて)
◆イントロ◆
キッチンに限らず、家の中の片付けの手順は基本的に先週書いた、冷蔵庫の片付けの手順と何ら変わりません。
収納スペースを把握する。
     
在庫を分類する。
     
棚割をする。
     
片付けをする。
という流れでやっていけば、OKです。
ただ一つだけ、冷蔵庫とキッチンには大きな違いがありまして、冷蔵庫は物を置いておくスペースなのに対して、キッチンは作業をするスペースなのです。ですから、人がそのスペースの中で動いた時に使い勝手が良いか悪いか(これは、その人の身長や利き手、手の長さなどでも大きく変わってきます)を、棚割をやっていく中で考える必要があります。
ということで、今回は棚割の工夫が中心になります。

収納スペースの把握◆
うちのキッチンの全景(写真撮るのが難しかった)は、こんな感じです。(青いごみの袋が見えますが、気にしない気にしない。これが調理している自分の背後にセットされていることは必須なのです)

で、収納スペースはこれだけあります。

メインになるのは、調理台の上にある5つの棚と調理台の下にある4つの棚(上段/下段と書いているやつ)と調理台の下にある4つの引き出しです。

在庫の分類◆
キッチンにしまうものは、大きく二つに分けられます。

 「調理するもの(調理器具)」と「調理されるもの(食材)」です。

これを以下のポイントで分類します。

「調理器具」は食材と違ってなくならずにずっとあるものですので、
   純粋に使用頻度で分類します。特に料理の度に必ず使うもの
   (包丁、レードル(おたま)、菜箸など)を、必要最小限選出して
   分けておきましょう。
「食材」は、冷蔵庫などに先週の例を参考にして片付ければ
   OKです。但し、同じ種類の物が「あっちにもこっちにもある」
   いうことがないようにしましょう。特に未開封の調味料や干物、
   缶詰、瓶詰の類は一か所にまとめるべきです(後述)。

棚割◆
まず、棚割をする前に調理するスペースを確保します(スペースは
広ければ広いほど調理がし易いです)。
具体的には、
調理台の上から可能な限り物を排除する。(こんな感じ)

 L字型のシンクの方の辺は調理に向かないので、そこに食器立て、まな板、炊飯器を持ってきています。
床に物を置かない。(こんな感じ)

 ピンク色の台(お風呂から移設)がみえますが、コレは自分の背が低いので、高いところのものを取るのに必須なのです。
 で、調理すべき空間を確保した上で棚割を始めます。

いつも、調理する時に立つ位置に立ってみて下さい。その位置が野球で言えばピッチャープレートになります。通常は調理台の真正面です。そこから足を動かさずに手を伸ばせば届く位置にで分類した『特に料理の度に必ず使うもの(包丁、レードル(おたま)、菜箸など)』を配置します。自分の場合はこんな感じです。


≪コンロ脇≫
前にも登場しましたがスプーンスタンドがコンロ脇にあり、これには調味料を掬うスプーン(食事に使うには匙が小さすぎるやつ)、小型 泡立て器(ドレッシングを作るのに必須)、金属製スパチュラ兼バターナイフが立ててあります。いずれも右手のワンアクションで握れます。


≪引き出し上から段目≫(一番手の届き易い位置)。
レードル×1、
穴空きレードル×1、菜箸×2、フライ返し×1
が入っています。かなりスカスカで勿体ないように見えますが、
「引き出しを開ける」⇒「握って構える」⇒「引き出しを閉める」までの動作が圧倒的にスムースにできます。そもそも、大抵の料理はこれだけあれば作れます。


≪引き出し上から段目≫(控え選手といったところでしょうか)。
料理バサミ×1、ポテトマッシャー×1、陶器製おろし金×1、茶漉し×1、トング×1、ピーラー×1
が入っています。ここもわざとスカスカにしています。


≪引き出し段目≫
その他の器具を放り込んでます。予備の料理バサミ、レードル、おろし金などもあります。一見、ぐちゃっとなって見えますが、使い終わったら上の方へ上の方へと片付けていますので、自然に使用頻度の高い物が上の方に集まるようになっています。
ちなに、包丁は多くのシステムキッチンでそうなっているように、シンクの下の扉に包丁立てがあるので、そこに立てています。

 
≪調味料類≫
使用頻度が高い
塩、砂糖、胡椒類コンロ脇に(写真左)。
使用頻度が低いスパイス類と油類、酢コンロ下に入れてます(写真右)。
カレーのようにスパイスオンパレードの料理を作る時は、籠ごと外に出して順番に瓶を振っています。

あとの棚割はわりと適当ですが、基本編で述べた「定位置」を決めることは、必ず守るようにしています。

片付け◆
あとはやっていくのみ。キッチン中の機材を一旦引っ張り出して、で決めた棚割に従って仕舞っていけば片付け完了です。

◆持つべき習慣◆
買い物から帰ったら、キッチンの床などに、片付ける場所別に
   分けて食材を広げます。とても邪魔になるので、嫌でもさっさと
   片付けます。

使ったものは、元の場所に片付けます(基本中の基本)。
キッチンは汚れの宝庫です。加えて、汚れも複雑です。
   片付けるだけでなく、手入れをする習慣が大事ですね。

   汚れたらすぐ拭く(吹きこぼれたコンロなど特に)
   汚れる前に小まめに洗う
    を心掛けましょう。

◆まとめ◆
 「一歩も動かずに調理が完了するキッチンを目指しましょう」

≪POINT≫収納スペースには『不均等』にものを詰めるべきです。
頻繁に使うものは≪ゆったり≫と、かつ≪身近≫に。
滅多に使わないもの(特に盆、暮れにしか使わないものなど)は、
  ≪ぎゅうぎゅう≫に、かつ≪邪魔にならないどこか遠く≫

◆次回予告(たぶん、片付けシリーズは最終回。次の企画を考え中)◆
 「§実践編§(リビング(特に食器棚)の片付けについて)」を書きます。

◆おまけ(ちょっとした工夫)◆
フード・ストッカー(適正在庫管理のかなめ)

L字の角にあたる部分の真下のスペースです。ここを自分は「フード・ストッカー」と名付けました。未開封の調味料、干物、缶詰、瓶詰は全てここに置いています(家中どこを探してもここ以外にはないという風に片付けました)。背の高い瓶などは敢えて倒して、奥まで見通せるように物を置いています。
で、
買い物に行く時は、買い足さないといけないものがないかここを
  チェック。
安売りの広告を見て衝動買いに走りそうになった時は、買い
  置きがないかここをチェック。
 しております。適正な在庫量を保つのに、とっても役に立っています。

製菓調理器具箱(細々したものをまとめる)
 例えば、製菓器具は細々したものが多くて散らかり易いのでこんな箱にまとめて、邪魔にならないように高い棚に置いています。  

 いくら、ちょくちょくお菓子を作ると言っても、毎日作るわけではないので...

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