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§実践編§(冷蔵庫の片付けについて)
◆イントロ◆
家の冷蔵庫の中身をイメージできますか?棚はいくつありますか?扉の
収納はどうなっていますか?フリーザーの構造は?どんな食材が入って
いますか?食材以外に何が入っていますか?
冷蔵庫を開けずに、中身のイラストと入れてあるものの配置を図解できる人がいたら尊敬します。まず、描ける人はいませんて。
今日のテーマは、ずばりこれです。

扉を開けるまでもなく、どこに何が入っているか把握できて
   いる冷蔵庫作り

◆片付けのポイント◆
冷蔵庫の片付けに取りかかる時に、気を付けるポイントを3つ挙げます。

詰め込み過ぎない:容量の70%くらいまでに抑える
可視化:全体が見渡せるようにして死角をなくす
ワン・アクション・ピックアップ:物が片手で取り出せるように置く
   (積み重ねない)

・ものを入れ過ぎると、どこに何があるか分かりづらくなっちゃいます
 (スカスカくらいで丁度良いのです)。
・死角ができるとその向こうのものは忘れ去られます(以前、冷蔵庫の
 片付けをしたら賞味期限が数年前のものがあったりして、くらっとなり
 ました^^;)
・物を置く場合は出し入れが楽なように工夫しましょう。

ちなみに恥ずかしげもなくうちの冷蔵庫の中をお見せしますと、こんな感じです。



わりとスカスカです。
あと、最大のポイントは「楽しみながらやる」ことです。苦痛になったら
挫けますのでほどほどに
では、順を追って片付けをやってみましょう。

収納スペースの把握◆
意外と棚がいくつあって、引き出しがいくつあって、ということは把握できて
いないものです。まずは、冷蔵庫の棚や抽斗の絵を描いてみましょう。うち
の場合↓こんな感じです。EXCELで描いてみました。

一番上が扉になっていて冷蔵室。抽斗2段のフリーザー。一番下も抽斗で野菜室。わりとありふれた構造かなぁと思ってます。

在庫の分類◆
冷蔵庫にしまうものは、大きく二つに分けられます。

 「味を付けるもの(調味料)」と「味を付けられるもの(食材)」です。

これらを3つのポイントに従って分類します。
まず、それがなくなるまでの期間(ライフサイクル)で分類
  卵や牛乳、お肉などはライフサイクルが短く、チーズや野菜などは
  中くらい、調味料や保存が利く漬物、胡麻などは比較的長いこと
  冷蔵庫に居座ってます。
次に、使う頻度&すぐ使う予定かどうかで分類
  「使う頻度が高い」又は「すぐ使う予定がある」ものほど手前の取り出し
  易い位置に、頻度の低いものほど奥に置くと便利です。
最後に、調味料類は容器(瓶やチューブ)の大きさで分けます。

棚割◆
で描いた収納スペースの絵との在庫の分類と睨めっこしながら、どこにどんなものを置くか割りつけていきます。コンビニの棚割みたいでちょっと楽しいですちなみに、うちの棚割はこんな感じです。



≪工夫したポイント≫
「使う頻度が高い」又は「すぐ使う予定がある」ものは
   
目の高さより下に持ってきました。逆に頻繁に使わないものは
   
高い位置にまとめました。
買ってきて、すぐ使い切っちゃうもの(夕飯に使うお肉とか)を
   置くための一時領域を設けました。ここは物の出入りが激しくて
   ごちゃっと並んでいるときもあれば、スカスカの時もありますが、
   場所を決めることで、長いこと居座っているものと混ざらない
   ようにしました。
物を重ね置きしないように気を付けました。特に頻繁に使う
   瓶や小袋に入った調味料類は出し入れが楽になってます。
   こんな感じ↓

 

 

フリーザーの二段目は主に肉類置き場にしています。
   最初、種類別に分けるための間仕切りを百均で買って
   こようかとも思ったのですが、スペースを狭くするのが
   嫌だったので、例えば見た目一発で分かるトンカツ用の肉を
   間仕切りに見立てて豚バラと豚ももを仕切るなど、
食材自体を
   
間仕切りに活用しています(↑EXCEL表参照)。

野菜は、量が少なくなると気づきづらくなってうっかり腐らせる
   もとになるので、少量になったら野菜室の小棚に移して
気づき
   
易くするようにしています。↓こんな感じ


片付け◆
までできれば、あとはやっていくのみ。冷蔵庫の中身を一旦全部
外に出します(できれば、気温の低い時間帯にやりましょう)。

たぶん、あっと驚くようなものがいろいろ出てきて恐れ戦く場面も
 あると思いますが......気にせず続けます

この際、捨てるしかないものは躊躇わず捨てて在庫を
   減らします。


冷蔵庫が空になったら、ついでですから雑巾で拭くなり洗剤で洗うなり
お掃除もしちゃいましょう。

あとは、棚割の絵を見ながら詰めていけば片付け完了です。

棚卸し(アフタケアー)◆
 1カ月に1度か2カ月に1度くらいは、『棚割と実際の収納を
見比べて収納の手直しをする』とすっきりします。カレンダーに
赤マジックで予定を書いておくとわりと忘れなくて良いですよ〜
 その際、『使いづらいところなどを修正』するとなおGOODです

食材の買い方について◆
 意外と見落としがちですが、冷蔵庫がきれいに片付くかどうかは
『食材の買い方』に大きく影響されます。
 こんな経験はないでしょうか?

冷蔵庫の奥からかなり昔に買った納豆3パックが出てきた。

ヨーグルトの残り1個が眠ったままで賞味期限がとっくに
 切れてた。


タンドリーチキンを作るためプレーンヨーグルト400g入りを
 買ったけどあとの使い道が思いつかずずっと残ってる。


 こういった問題はどうして起きるのでしょう?

間違いなく、食材を買い過ぎているのです。

そこで...

食材を買う量を減らしましょう。

冷蔵庫の片付けをしたとき、冷蔵庫の中身を全部出して正直ぞっと
したのですが、「これ何カ月かけて使い切る量やねん」と思いました。
いうほどたくさん貯蔵していたのです。スーパーは年中開いてます
のにねぇ。
上の例で言うと、ヨーグルトの4個パックを買っている方は2個パックに
しましょう。プレーンヨーグルト400g買っている方はもっと小さいパックに
しましょう。一見、少量パックの方が割高に見えますがその家の消費量
に見合っていないのです。結果、賞味期限が切れて捨てざるを得ない
となれば間違いなくお徳用パックの方が割高です。
『適量以上の買い物はしない』というのが冷蔵庫の片付けの早道です。
ちなみに、『理想的な適量』とは『使いきれる量』のことです。

目新しいものを買う時は注意しましょう。

定番の食材は放っておいても消費されていきます。厄介なのは普段
買わない食材を衝動買いしてしまった時です。目新しい分、飽きる
のも早いかもしれません。一回食べて美味しくなければ手が伸び
にくくなります。そうでなくても、定番でないアイテムは買ったこと
自体忘れてしまいがちなのです。

「早く消費しないといけないものを目につくところに置く」という話を
書きましたが、たとえそうしたとしても、それを食べたくなかったら
目に入っても無視するかもしれません。むしろ余計に嫌になって、
もっと継子扱いする可能性だってあるのです

それでも買ってしまったら...

さっさと使い切る&賞味期限が近づいたら冷凍しましょう。

意外に知られていませんが、上の例にある納豆は冷凍保存が
利きます
ヨーグルトもいよいよヤバければフローズンヨーグルトに
してしまいましょう。

◆持つべき習慣◆
不用意にものを買わない、増やさないを心がけること。
   特に『長く居座るタイプ』のものは要注意です。
冷蔵庫の中身は使ってなんぼです(要らないものは冷蔵庫に
   入っていないはず)。使い切って中身を減らそうといつも
   意識していましょう。
ものを入れるとき、戻すときにどこに置くかイメージしてから
   扉を開ける習慣をつけましょう(慣れると無意識にできます)。

◆まとめ◆
「入っている物が一目で見渡せて、
  
出し入れが楽ちん!!」を目指しましょう。

 これは、冷蔵庫に限らず収納全般に言えることですね。

◆次回予告◆
 「§実践編§(キッチンの片付けについて)」を書きます。

◆おまけ◆
フリーザーには、こんなものを常備してたりします。

皮を剥いてスライスした生姜。凍ったまま刻んだり、おろしたりして使います。

細ネギのみじん切り。必要な時にひとつまみパッと放り込みます。
料理の効率がぐんと上がりますよ〜

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