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§実践編§(食器棚の片付けについて)
◆イントロ◆
基本的な手順は、冷蔵庫、キッチンの片付けと同じです。
 収納スペースを把握する。
 在庫を分類する。
 棚割をする。
 片付けをする。
という流れですね。
ただ、食器棚の特性として、≪原則、一日に3回(あるいはそれ以上)、中身の出し入れが行われる≫つまり、出し入れの効率を優先しなきゃいけないということを念頭に置いておく必要があります。
今日の片付けのポイントはずばりこれです。
収納は不均一になって当たり前

収納スペースの把握◆
うちの食器棚の全体写真はこんな感じです。

で、なんと赤線で囲った部分が日常使用する食器を置くことができるスペース。残りは滅多に使わない食器や嫁の趣味の置物、写真立ての類です。6段あるうちの2段半しか日常使う食器のスペースがないとは、なんとも理不尽な話ですが、整理分類した結果、常用する食器を置くスペースはこれだけしか取れなかったのです(なんという)。
よっぽど、写真立てや置物を取っぱらおうかとも思ったのですが、嫁の趣味も可能な限り尊重しないといけませんし、断念しました。
ということで、片付けに取りかかった時は、如何に狭いスペースを上手に活用して効率の良い食器の出し入れを行うかという難題をいきなり突き付けられたのでした。

在庫の分類&収納◆
まずは、例によって頻繁に使う食器(ものによったら毎食使ってる食器)と滅多に使わない食器に分類しました。この際、日常使う食器はできるだけ絞り込んで、減らしました。
で、そろそろ片付けにも慣れてきて要領を学習したので、今回は細かい棚割表は描かず、試行錯誤しながらいきなり収納開始しました。日常使う食器は違う種類の食器と重ならないように気を配りながら、ゆったりとレイアウト。この際、食器と一つ上の棚板の間に手が楽々入る空間ができるよう高積みしないようにも気を付けました。

 


普通、食器は大きい物の上に小さい物を積みますが、使用頻度が逆なら敢えて大小逆の積み方をした箇所もあります(並べて置ければ良かったのですが、なんせスペースに限りがあるので苦肉の策です)。

さらにちなみに、なぜ綺麗な柄の付いた鉢より無地の味もそっけもない鉢の方が使用頻度か高いかというと、無地の鉢は調味料の調合等ボウル代わりに使うことが多く、柄の付いた鉢は茶碗にしては大きすぎ、丼にしては小さすぎる中途半端なサイズだからです

逆に使用頻度の低い、食器はみっしり、ぎっしり詰め込みました。
この下の皿や奥の方の湯呑みを取ろうと思うと一苦労なのですが、滅多に使わないのでOK。


あと、こういうのを活用すると上下の皿が干渉しあわずに取り出せて便利ですよ〜。


ちなみに、この食器棚の引き出しにはマッチや電池や割り箸など細々したものが、一か所にまとめて収納されています。

前回紹介した「フードストッカー」同様、ここを覗いて例えば電池がなければ、そろそろ買い足し時と判断できます。

◆持つべき習慣◆
元あった場所に戻しましょう。(重要)
不便を感じる箇所があったら、できるだけその場で改善して
   いきましょう。

◆まとめ◆
「片付けは、見た目よりも効率重視で」

◆おまけ(ちょっとした工夫)◆
 別の棚ですが、タオルをこんな風に収納しています↓。

 以前はタオルを普通に畳んで片付けていて、青線で囲んだ棚までみっしりタオルで埋め尽くされておりました。で、もっと効率のよい詰め方はないかな?と考えていて行きついたのがこの詰め方です。ホテルなどでも、この詰め方を採用しているところがあると聞いたことがあります。
見た目は不格好なのですが、棚一つ分浮かせたので良しとしています。タオルは服と違って、型崩れを心配する必要はありませんし

◆おわりに寄せて◆

一応、本編を持ちまして『お家の片付けテク§実践編§』は最終回です。
冷蔵庫、キッチン、食器棚と紹介して参りましたが要領は同じですので、
他の部屋、他のスペースの片付けにも取り組んでみて下さい。最後に片付けに
取り組む際のポイントをいくつか記します。
片付けする『境界』を明確にすること

  本当は『聖域を作らないこと』と書きたいところですが、誰しも
   家の中でアンタッチャブルな場所は持っているものです。そこの
   片付けを考えると憂鬱になって他の部屋の片付けに取り組めない
   となれば本末転倒。ならば、「今回の片付けはリビングだけに
   する。他の部屋は片付けの対象にしない」というように片付けの
   境界を明確にして取り組みましょう。
   そして、他の部屋を見た家族に「ちっとも片付いてないじゃない」
   と指摘されても「そこは片付けの対象じゃないから良いの!!」
   と開き直ることが大切です。
   けっして、「やっぱ、自分には片付けなんか無理だ〜」と開き直ら
   ないで下さい
   達成感はモチベーションを維持し、次の片付けに取り組む原動力に
   なりますが、挫折諦めは何も生みません。明るく開き直るように
   頑張りましょう
  但し片付けの対象に含めた範囲は徹底的に片付けましょうね。

『ちょい片付け』の習慣を身につけること

  片付けを終えた直後は達成感に気分も高揚し、散らかっていない
   部屋を見まわして自画自賛。できれば友だちを呼んで自慢したい
   気分になったりするものです。

    が、油断大敵

   この時点では、「片付けのルール(定位置、定番、定量の
   ルール)が確立された」に過ぎません。

   ルールは守ってこそのルールです。

 外から帰ったらポケットの中のモノは決まった場所に戻しましょう。
 使ったモノはその手で元に戻しましょう。
 机の上、床の上にモノが置かれていたらあるべき位置に戻しましょう。

 散らからない部屋と言うのは取りも直さず、≪日々小まめに片付けが
 されている部屋≫のことです。『ちょい片付け』の習慣を身に付ける
 ことが『大片付け』をしないで済む早道なのです。

 それでも、「どうしても習慣が身につかない」という人もいると思います。
 そう思う動機の最たるものは『めんどくさい』じゃないでしょうか?
 この場合、「それはその人の性格の問題だ」と考えるのではなく、
 「ルールに問題がある」と考えるべきです。
 なぜなら、人間の性格は簡単に変えられませんが、ルールは簡単に
 変えられるからです。
 たとえば、あるモノを引き出しにしまうのはめんどくさくても、机の端に
 置いてある籠に放り込むだけならできるかもしれません。片付けられ
 ない性格を嘆いても仕方ないので、片付けられる工夫をしましょう。

片付けは楽しんでやること

 「部屋は散らかってない方が良いに決まってるけど、片付けは
 めんどうだからやりたくない」


 これが片付けに取り組む人の共通のジレンマだと思います。
 つまり片付けにとって

 「きれいな部屋に住みたい」はプラスの原動力
 「めんどくさい」はマイナスの原動力

 なのです。ですから「めんどくさい」とは上手に付き合いましょう。
 真っ向から立ち向かうのも一つの方法ですが、「めんどくさい」という
気持ちは抗えば抗うだけポテンシャルを上げてくる難敵ですから、
正々堂々戦った挙句にこっちの心が挫けてしまうなんて結末になりがち
です。

 だったら、「めんどくさい」仲良くなるのはどうでしょう?

 例えば、ゲームをやりこむ人々、俗に言うゲーマーはお宝を獲ったり、モンスターを倒すために考えられないような労力や時間を費やします。それでも彼らは「めんどくせぇ」と嬉しそうに叫びながらコントローラを握る手を離さないんですねぇ。間違いなく彼らは「めんどくさいことを楽しんでいるのです」(逆にいとも簡単にお宝がゲットできたり、モンスターが倒せてしまったら彼らは一様に「つまんねぇ」と言うに違いありません)

 同様に片付けにも遊び心を持ちましょう。コンビニの新米店長になった気分でロールプレイングゲームを楽しむのも良し、パズルゲームのように限られたスペースに最高の効率でモノを収納するのを楽しむのも良し(って、喩がゲームばっかりやん)、ともかく遊び感覚で楽しみながら片づけをすること「めんどくさい」と上手に付き合う最良の手段だと思うのです。

 生活を続ける限り、生活空間の片付けがなくなることはありません。ですから、「めんどくさい」に負けて挫けないために...

楽しみながら片付けをしましょう

◆予告◆
 ここまで、片付けのセオリーを中心に書いてきましたので、ここからは
 片付けや掃除のテクニック、「小技」、「裏技」を不定期に(思い付いた
 時に)まとめていきたいと思います。See you!!

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