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     ブランデー梅酒
 難易度:★★☆ 調理時間:半日くらい





 

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このブランデーを使った梅酒に出会ったのは、北森鴻という作家の
(ジャンルは主にミステリーの人です)短編集「メイン・ディッシュ」と
いう作品を通してでした。後半の一作”ボトル・ダミー”に「ミケさん
の梅酒」というのが出てくるのです(ミケさんは奇妙な経緯から
ヒロインの同居人となった男性のニックネームで、玄人はだしの
料理の腕を持つ謎多き男性です)。全編、おいしそうなお料理が
たくさん出てくるので(作り方が書かれているものあります)、本の方
もお薦めだったりします。
もともと、その梅酒があまりにもおいしそうだったので作り始めた
ものですから、手順は可能な限り、小説内で解説されているものに
忠実にしています。
 (一升分)

[具材パート]
 ・梅
 ・ブランデー
 ・ジン
  ギルビーあたりの安いもの
  で十分。(その1/4くらいを
  使います)。

 ・ハチミツ
  ※400gだと甘さ控えめ、
   500gだとそこそこ甘めに
   できます。


1kg
1.8リットル
375mlの小瓶で十分。



400g〜500g

1.  大きなボールか、たらいに水を張って梅の実をあけ、浮いてきたものを取り除きます(漬けるときに浮くものは実が空気に触れるためすぐ腐ってしまうのです)。器が小さいと他の梅の実に押しのけられて浮いたように見えることがあるので要注意(普通はほとんど沈みます)。
2. 次に表面を傷つけないように赤ん坊を相手にするようにやさしく洗います。さらに水からあげて、爪楊枝でヘタを取り、布巾を使って産毛を優しく取り除きます(この産毛を取る作業が上手にできなくていつも単に撫でてるだけみたいになってしまう)。
3. これを数時間陰干しで乾かします。人の出入りの少ない部屋の窓を開けてカーテンを閉めるなどして、そこにバスタオルを敷いてそこに並べておけばよいと思います。
4. さて漬け込むのですがその前に一手間。
★★★
ここからは、酒呑みにあるまじき行動に出ます。読んだとたん暴れたい衝動に突き動かされる酒呑みの方もいらっしゃると思いますのでご注意を...
★★★
 笊に入れたままの梅にジンをじゃぶじゃぶかけます(ひぃ、勿体無い)。でもこうすると、梅のわずかな渋みが取れて、おいしくなるんだそうです。もちろん、じゃぶじゃぶは小説内の表現で、小心者で根がケチな自分がやる場合は親指でしっかり口を押さえておいて少しずつ少しずつかけていきます。作業場所は、台所の流しかお風呂場でしょうか、自分はお風呂場がお薦め、毎日お湯が流される場所ですし、換気も良いし、ジンの匂いはあっという間に抜けます。
※やってから気づきましたが、ジンを霧吹きに入れて吹きかければ少量で済みそう。
5. 梅酒の瓶に、ハチミツの半分の量を流し込みます。その上に梅の実を入れていきます。上から落とすと衝撃が加わりますので、お玉などに乗せてそっと優しく置いていって下さい。更に、梅の上から残りのハチミツをかけます。これにブランデーを注げば漬け込み完了です。
6. ハチミツはとても溶けにくくて、比重も重たいので、最低でも最初の一ヶ月くらいは一日一回一分間、菜箸でゆっくりかき混ぜて下さい。コーヒーや紅茶に砂糖を溶かすような要領です。
  
  • 3ヶ月目からは飲めます。が、1年経つと別格の味わいなのだそうです。でも、残っていたためしがない。
  • 梅酒は2年くらい置いておいても全然呑めますが、梅自体は半年くらいしたら瓶からあげて下さい。そのまま、食べたらお酒がなくても酔える不思議な食べ物になりますし、梅ジャムにすると朝の食卓が楽しくなります。
  • 写真は、上から材料のラインナップ。真中は梅の影干し風景。下は漬け上がりです。


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