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     豚からカレー
 難易度:★★☆ 調理時間:50分


 

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どんなジャンルでもそうですが、初心者の中には「俺のスタイルは
型破りで旧弊な型にはとらわれないものなんだ」と変な方向性を
目指す人がいます。
彼が気付いていないのは「型破り」という言葉を使って良いのは「型
を熟知している人」だけだということ。そして更に陥りがちな過ちは
他人にそれを指摘された時、「誰も思いつかなかったようなことを
俺はやるんだ。だから型なんか関係ないんだよ」と言って型を学ぼ
うとしないことです。もしそれで本当に誰も見たことのないものが
作りだせれば彼は天才としか言いようがありません。ただ、まあ
普通はそうはなりません。
「学ぶ」という言葉は古くは「まねぶ」と呼ばれ、先達を真似ること
によって技術を磨くという意味があったようです。だからお料理の
世界でも新しい料理を作りだそうとするのならゼロから作るより既
にある料理にヒントをもらう方が正道と言えます。茶道の世界では
「守破離」という言葉があって、「まず型を守る、次に型を破る、
最後に型から離れる」というのが精進するためのステップらしい
です。
「なんか、誰も見たことがないようなポークカレーが食べたい」と
思ってこの料理を試作しました。豚肉の存在感をアピールしたい。
だったら使うのはブロックの方が良い。では、どうまとめていくか?
 で、考えたのが豚の角切りに生姜醤油で下味を付けて唐揚げに
して、カレーで煮込むというもの。「ん? どこかで見たことあるぞこ
の料理」と思った方もいらっしゃるのでは? そう、この料理のベー
スになっているのは中華料理の酢豚。だからお酢もケチャップも
使っています。新しい料理を生み出すことは既成の料理を否定す
ることから始めるのではなく、そこから何かを学んでそれを活かす
方が賢いんじゃないのかなと改めて思いました。。
 (4人分)

 ・市販カレールウ
 ・水

 ・豚角切り
 ・片栗粉
 ・揚げ油
 ・玉ねぎ
 ・人参
 ・茸類
[下味パート]
 ・濃口醤油
 ・酒
 ・おろし生姜
[調味料パート]
 ・酢
 ・トマトケチャップ

半箱
パッケージに記載さ
れている量
250g〜300g
適宜
適宜
1/2個
1/3本
椎茸、しめじなど適宜

12g(小匙2)
10g(小匙2)
ひとかけ分

20g(大匙1+小匙1)
10g(小匙2)
1.  豚角切りに[下味パート]を合わせて30分漬け込みます。
2. 1.をやっている間に玉ねぎはくし形に、人参は半月に茸類は椎茸なら細切り、しめじなら小房に分けます。
3. 鍋にサラダ油(分量外)と玉ねぎを加えて中火にかけ炒めます。音がし始めたら弱火にして10分間しんなりするまで炒めます。更に人参、茸類を加えて5分炒めます。
4. 3.に水と[調味料パート]を加えてひと煮立ちさせカレールウを加えて弱火にし煮溶かします。
  • 市販のカレールウは意外に溶けにくく底でダマになっていることがありますので泡立て器などでしっかり混ぜましょう。
5. 1.をざるに揚げて水気を切り片栗粉をまぶして180度の油で3分揚げます。キッチンペーパーでしっかり油を切ってから4.に加えます。
6. 5.を弱火で10分煮込めばできあがり。
  
  • お肉のゴロゴロ感がたまりません。スライス肉を使ったポークカレーだとイマイチ主役アピールが弱い気がしていたのですがこれはまさに豚肉が主役のカレーです。
  • 酢が全体をキリッと引き締めてくれてさっぱりした風味に仕上がっています。唐揚げの脂っこさにブレーキがかかってクセになる味。いくらでも食べられそうです。
  • この料理は中華料理の酢豚をヒントにしていますが、酢豚で豚唐揚げに酢を使う理由を再認識しました。中華料理の知恵が活きている感じ。
  • 酢豚に使うような具材が合うと思いますのであとピーマンなんかも良いと思います。パイナップルは賛否両論ありそうだけれど僕は賛成派かな。


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