|
シャリアピンステーキ
難易度:★★☆ 調理時間:50分 |
|
|
|
|
名前は思いっきり洋風なのに実は外国ではほとんど通じない日本
オリジナルのステーキです。
昭和11年、ロシアの声楽家シャリアピンが来日した際、「柔らかい
ステーキが食べたい」とリクエスト(一説によると歯痛に悩まされて
いたそうです)。帝国ホテルのレストラン『ニューグリル』の料理長が
考案したのがこのステーキだとか。
ステーキに玉ねぎを使うという発想はすき焼きから得たとも言われ
ています。
|
(1人分) |
・ステーキ用肉(部位は問い
ません)
・玉ねぎ
・バター
・赤ワイン
・水
・コンソメの素(顆粒)
・塩、ブラックペッパー
|
1枚
1/2個
12g(大匙1)
15g(大匙1)
50g(50cc)
1g
適宜
|
|
1. |
玉ねぎはみじん切りにします。お肉は肉叩き等で叩いて繊維を切ります。これに玉ねぎみじん切りを塗します。このまま30分おきます。 |
2. |
鍋にバターを入れて火にかけて溶かしお肉に塗していた玉ねぎを加えて弱火の中火にかけ15分ほど炒めて飴色にします。これに赤ワイン、水、コンソメの素を加えて中火にし水気がほぼなくなるまで煮詰めればシャリアピンソースのできあがり。お肉の両面に軽く塩、ブラックペッパーを振って塗しておきます。 |
3. |
フライパンに牛脂を入れて強火にかけ煙が立つくらいに熱したらお肉を入れて片面30秒ずつ両面焼きます。火を弱火にして蓋をし2分焼きます。更に火を止めて1分蒸らします。 |
4. |
お肉を食べやすい大きさに切り、その上に2.をたっぷり盛付ければできあがり。 |
|
|
- 甘くてフルーティー。なんか凄く斬新な風味のソースです。良い玉ねぎが手に入ったら試してみてください。
- 通常ステーキのお肉は叩くと繊維が壊れて肉汁が流れだしてしまうのでお薦めできません。ただ、このステーキは柔らかさが信条ですので敢えてこの禁を犯します。さらに玉ねぎにはタンパク質の分解酵素が含まれているそうで塗して寝かせることでお肉を柔らかくするのだとか。
- 玉ねぎは必ずみじん切りにしましょう。すりおろすと苦みが出てしまいます。
|