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     ガレット・コンプレット
 難易度:★★☆ 調理時間:15分+半日(タネを休ませる時間)

 

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ガレットはフランス ブルターニュ地方の郷土料理です。パンケー
キのような食べ物なのですが面白いのは生地にそば粉を使って
いること。蕎麦というと日本食のイメージが強いですが、意外とヨー
ロッパでも穀物として食用されているみたいです。
生地を薄く焼いて、具を包んで食べるところはクレープとよく似て
いますが、クレープと違って片面しか焼きません。
元々、ブルターニュの貧しい家庭で生地はそば粉、卵、水オンリー
で暖炉で焼いていたのですが、今では牛乳を使うそうです。今回は
昔を偲んで(?)そば粉、卵、水オンリーバージョンに挑戦してみま
した。
コンプレットは、ガレットの一番オーソドックスな食べ方(具材)で、
卵、チーズ、ハムの入ったものです。生地を焼きながら同時に卵も
割り込んで目玉焼きに焼いてしまうという一石二鳥的な調理の仕方
をします。ちなみに、コンプレットは英語のcomplete、『完璧な』とい
うほどの意味でしょうか?
そば粉だけではまとまらない可能性がありますので少量の薄力粉
を加えました。

 (1人分)
但し、生地はこの分量で7枚くらい焼けます。

 ・卵
 ・スライスチーズ
 ・ハム
[生地パート]
 ・そば粉
 ・薄力粉
 ・卵
 ・水
 ・バター(またはケーキ用マー
  ガリン)
 ・塩

1個
1枚
1枚

100g
25g
1個
卵と合わせて250g
10g

2g
1.  [生地パート]のそば粉、薄力粉、卵、塩を合わせます。これに水を加え、卵の重量(殻は除く)と合わせて250gにします。泡立て器を使ってこの生地を均等に混ぜます。バターを電子レンジで緩めてこれに加え、手早く混ぜます。この生地の入ったボウルにラップをして冷蔵庫で最低1時間、できれば一晩寝かせます。
2. フライパンにサラダ油少々を敷き中火にかけて加熱し温まってきたら火を弱めてお玉一杯分の生地を流し込みます(生地はかなり粘りがあります)。フライパンを斜めに傾けて生地をフライパンのサイズ一杯に広げます。
3. 2.の中央に目玉焼きの要領で卵を割り入れ、その周囲に手で千切ったチーズとハムを散らします。蓋をして2分焼きます。
4. 四隅を折り畳んでフライ返しで掬ってお皿に盛ればできあがり。スプーンで食べましょう。
  
  • 素朴な味です。そば粉を使っているので結構、腹持ちがよく普通にご飯になると思います。
  • しっかし、畳み方が下手くそ過ぎるホント、不器用ですねぇ。
  • そば粉の代わりにジャガイモを潰して生地にしたじゃがいものガレットも結構メジャーなようです。
  • ジャムなどを具にしておやつにするのもOKです。
  • 余った生地はウィンナーを巻くなど、手巻き寿司よろしくお好きな具材(あるいは残り物のおかず)を包んで戴きましょう。


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