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     アッシェ・パルマンティエ
 難易度:★★☆ 調理時間:30分


 

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じゃがいもがヨーロッパに伝わったのは17世紀半ば、1640年代
のことだそうです。けど、当初はアイルランドを除いて家畜の飼料
に使われていたようで人間が食べることはなかったみたい。食用
に使われだしたのはその50年後、17世紀末のことだそうです。
更にフランスでは18世紀初期にハンセン病の原因になるという
デマが横行し、その栽培が法律で禁じられたという。うーん、じゃが
いも君結構、苦難の歴史を歩んでますね。ま、そういうデマは「うち
の国じゃ普通に食べてるよ」と言った旅人たちの口伝などで徐々に
解消していったんじゃないかと想像します。
そんなじゃがいも君の食用を一気に普及させたのがパルマンティ
エさん。彼は薬剤師、農学者、栄養学者だったそうで、赤痢患者の
栄養食コンテストにこの料理を出して入賞したんだそうです。今で
言う栄養士のさきがけみたいな仕事をしていたのかな。
とまれ、今ではフランスの国民食ともいわれるアッシェ・パルマン
ティエ。その誕生の背景には食糧事情や伝染病の流行と言った
要素があったようです。
 (2〜3人分)

 ・じゃがいも
 ・バター
 ・牛乳
 ・ナツメグ
 ・牛又は合い挽きミンチ
 ・玉ねぎ
 ・にんにく
 ・茸
 ・サラダ油
 ・ブイヨン
 ・塩、ブラックペッパー
 ・スライスチーズ

250g分
13g(大匙1)
15g(大匙1)
少々
100g
1/4個
ひとかけ
適宜
適宜
100g(1/2カップ)
適宜
1枚
1.  じゃがいもは皮を剥いてさいの目に切り熱湯に投入して10分茹でます。
2. 1.をやっている間に玉ねぎ、にんにく、茸はみじん切りにします。
3. フライパンにサラダ油を入れて中火にかけミンチをかたまりのまま投入して焼き色を付けます。これに2.を加えてほぐしながら炒めます。
4. 3.にブイヨンを加えて水気がなくなるまで煮詰めます。味を見て塩、ブラックペッパーで整えましょう。
ブイヨンはコンソメの素(顆粒)を水と合わせて使うと楽ちんです。
5. 1.のじゃがいもをザルに揚げて水気を切りボウルにバター、牛乳と合わせて粗く潰します。これに塩、ブラックペッパー、ナツメグを加えて味を整えます。
6. 耐熱皿に4.を敷き、その上から5.を敷き詰めます。その上に細く切ったスライスチーズを並べます。
7. 200度に余熱したオーブンで20分焼いたらできあがり。
  
  • 食べる時はミンチとじゃがいも療法をスプーンで掬って口に入れて下さい。2つのまるで別な料理が絶妙のハーモニーを奏でてくれます。
  • 日本でいうとそぼろご飯に相当するような料理と言えるのかな。
  • イギリスには似た料理でシェファーズパイ(コテージパイ)というのがあります。あれも大体同じ頃に考案されたようですけど、この料理が伝わったということはないのかしらん?


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