入れ粥 難易度:★★☆ 調理時間:10分 |
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芥川龍之介の短編に「芋粥」というのがあります。平安時代、うだつ の上がらない小役人の五位にはささやかな夢がありました。「いつ か、芋粥を好きなだけ食べたい!!」 それを耳にした藤原利仁が五位を自分の荘園に招いて芋粥を振舞 うという話です。ラスト、芋粥が作られるシーンは圧巻過ぎて五位 は一揆に食欲をなくしちゃうのですが、まあ、「飽きるほどビフテキ 食べたい」とか言ってる人に「好きなだけどうぞ」と言って牛何頭分 もの肉を山積みにして見せるような描きっぷりでした。 ここで出てくる粥は炊き粥と呼ばれまして、米から柔らかく炊いた 粥です。それに対して普通に炊いたご飯に水を加えて作る粥を 入れ粥と呼びます。冷凍ご飯をレンチンするのが当たり前の当節 では思い出話かもしれませんが、夕べの残り物が冷やご飯だった 時代には手軽に温かいご飯が食べられる素晴らしい調理法だった 気がします。今でも、ちょっと胃が付かれている時などには嬉しい 一品ですね。 |
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(1人分) | |||||||||||||
・ご飯 ・卵 ・だし汁 ・塩 ・お好みの具材 |
1膳分 1個 200g(1カップ) 2g(小匙1/3) 今日は叩き梅と 貝割れ |
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