炒り卵 難易度:★★☆ 調理時間:5分 |
Tweet |
|
|||||||||||
今では身近な鶏卵ですが、長らく日本では食材ではなく栄養剤又 は薬として扱われてきました。江戸時代には卵売りという商売も あったようですが、まだまだ庶民の手が出るものではなかったよう です。卵料理が当たり前に庶民の食卓にならぶようになったのは 昭和三十年以降くらいだそうで、当時は栄養改善に関心が集まっ ていて「タンパク質が足りないよ」なんてキャッチフレーズの下、 脚光を浴びたようです。「巨人、大鵬、玉子焼き」と子供が大好き な3つのものに挙げられるようになったのはそのちょっと後です。 食材として扱われるようになった卵からは実に多彩な料理が考案 されました。茹で卵、スクランブルエッグ、玉子焼きといった火を 通すものだけでなく、卵かけごはんに代表される世界に類を見ない 生卵文化も誕生しました。実は生卵を食べる文化は日本独自とい うわけではなく、フランスにも生卵文化があったりします。ユッケの 洋食版のようなタルタルステーキやエッグノッグやミルクセーキの ような飲料、生卵を使ったカクテルもあります。 火を使う卵料理の中でもちょっと異色なのがこの炒り卵、お節の 彩りなどで知られる料理ですが、卵焼きが高温で手早く仕上げるの に対して、湯煎にかけるような温度で撹拌しながらじんわりと火を 通して作ります。お弁当などに入れるとカラフルになって楽しいです よ。 |
|||||||||||||
(1人分) | |||||||||||||
・卵 ・砂糖 ・塩 |
1個 3g(小匙1) ひとつまみ |
||||||||||||
|
|||||||||||||
|
本サイトの著作権は全てサイトマスターに帰属します。本サイトの転記は、ご遠慮願います。