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     けんちん汁
 難易度:★★☆ 調理時間:30分
(昆布や干し椎茸を戻す時間は含めていません)


 

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もしかしたら期待されていた方もいらっしゃったかもしれないのです
が、横浜住まいを始めたら早々に、『横浜名物』シリーズとか『神奈
川名物』シリーズとかいった料理に挑戦したいと思っていました。

が!!

周囲の先住民(?)に「横浜名物って何?」と尋ねると百人が百人、
万人が万人

シューマイ

と答えるのです。えーと、「他には?」と尋ねるとまた異口同音に

中華!!

という答が返ってきます。「横浜以外でも神奈川の名物料理は?」
と訊くと「カレー」という答が帰って来るくらい(横須賀の海軍カレー
が有名らしい)。
何か未知の料理を食べたくてしかたがない身としてはシューマイは
ちと物足りない(作ったことあるし)。中華は漠然とし過ぎてる。
というわけでずっと作りあぐねておりました。で、ようやく辿り着いた
郷土料理がこれ「けんちん汁」なのです。けんちん汁は鎌倉発祥の
精進料理。如何にも禅寺の街の料理といった感じが良いですね。
今回は精進料理らしく獣肉は避け、出汁も昆布と干し椎茸でひきま
した。
 (3〜4人分)

 ・里芋(中サイズ)
 ・大根
 ・人参
 ・牛蒡
 ・こんにゃく
 ・白葱

 ・出汁昆布
 ・干し椎茸
 ・水
 ・濃口醤油
 ・ごま油

2個
4cmくらい
4cmくらい
半本
半丁
白いところと緑のところそれぞれ15cm
3cm角
2枚
800g(4カップ)
36g(大匙2)
13g(大匙1)
1.  出汁昆布は料理バサミで切り目を入れておきます。出汁昆布と干し椎茸それぞれを400ccの水に浸け冷蔵庫に入れておきます(朝起きてすぐにこれをやっておくとGOOD)。干し椎茸は調理前に5mmにスライスします。
2. 里芋は皮を剥いて2cm角の賽の目に切ります。大根、人参は皮を剥いて5mmの銀杏切りにします。牛蒡はささがきにします。こんにゃくは手で千切ります。白葱は5mmの斜め切りにします。
3. 鍋にごま油と2.の白葱以外を加えて中火にかけ2分ほど炒めます。
4. 3.に1.を昆布や椎茸ごと加えて強火にかけ沸騰寸前に昆布を取り出します。火を弱めて10分煮ます。
5. 4.に白葱と濃口醤油を加えて更に10分煮たらできあがり。
  
  • はんなりした味わいの中にも芯が一本通っている感じ。質実剛健を具現化したようなキリッとした一杯です。野菜(特に根菜)の実力を再認識させられました。
  • 精進料理ですので豚や鶏は入れないのが正式ですが、「堅いこと言いっこなし」派の方はぜひ加えてみて下さい。もちろん美味しいですよ。
  • 出汁も鰹節や煮干など動物淡白でひかないのが正式です。野菜からも充分美味しい出汁が出るのです。
  • 味付けは醤油と物足りなければ塩で。酒や味醂は御法度です(般若糖という抜け道がありそうな気はしますが)。ちなみに、スタンダードは醤油ですが味噌を使ったバージョンもあるようです。
  • 具材には豆腐や薄揚げなどもお薦めです。季節の筍も楽しいと思います。


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