メンチカツ　昭和の香りがするお惣菜レシピ

メンチカツ
　難易度：★★☆ 調理時間：２０分
(冷蔵庫でタネを冷やす時間は含めていません)

(過去の『特集』情報）

「おせち料理特集(２０１３年バージョン)」

(過去の新着情報)

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自分の子供のころは昭和４０～５０年代だったこともあるのかもし
れませんが、お店で売っているお惣菜というものを食べたことが
ほとんどありませんでした。祖母がいて、母がいて、女手が十分
足りていたこともあるのでしょうけど、洋食にしろ、和食にしろ、中華
やエスニックにしろ全て自作。それを見て育ったからこういうオジ
さんになっちゃったのかもしれないなと時々思います。
だからでしょうか。スーパーなどで「お肉屋さんのコロッケ」とか「お
肉屋さんのメンチカツ」といったポップを見てもあまりノスタルジーを
感じないのです。ま、食べたことがないのですから懐かしがりようも
ありませんよね^^;
そのくせ、ほんのりとした憧憬は感じたりして。買い食いなど以ての
外という家風でしたから特に小学校の頃は学校の帰りに何か食べ
るなんて経験もなかったのです。その分歩きながら熱々のコロッケ
とか齧ったら美味しいだろうなぁと当時から憧れておりました。この
場合、ポイントはあ「熱々のコロッケ」ではなく、「歩きながら食べる
こと」にあるんですよね^^;別にコロッケでなくても串カツでも駄菓子
でも「歩きながら食べられさえ」すれば何でも良かったのです。
２年前の夏に公開された「コクリコ坂から」で主人公たちが店先で
齧っていた肉屋のコロッケも美味しそうだったなぁ。
などと、感慨にふけりながらうちの実家ではほとんど食卓に上った
ことがなかったメンチカツを揚げてみました。

（６個分）

　・薄力粉
　・卵
　・パン粉
[タネパート]
　・豚ミンチ
　・キャベツ
　・玉ねぎ
　・卵
　・牛乳
　・塩(できればクレイジーソルト)
　・ナツメグ
　・ブラックペッパー
　・トマトケチャップ
　・ウスターソース
　・濃口醤油

適宜
1個
適宜

250g
1/8玉
1/4個
1個
10g(小匙2)
3g(小匙1/2)
少々
少々
15g(大匙1)
18g(大匙1)
9g(大匙1/2)

1.	キャベツと玉ねぎはみじん切りにします。
2.	１．と[タネパート]の残りをボウルに合わせてよく捏ねます。これを六等分します。
3.	２．を薄力粉⇒溶き卵⇒パン粉の順に塗します。これをバットに並べて冷蔵庫でしっかり冷やします。
4.	揚げ油を１６０度に加熱します。３．を木杓子の上に載せて揚げ油の液面にそっと滑り落とします。揚げる数は１度に２個ずつくらいにしましょう。
5.	４．を３分揚げたらひっくり返して更に３分揚げればできあがり。

旨い！！　旨過ぎる！！　外はカリッとしていて噛むと肉汁がどばっと口の中に溢れだします。キャベツのシャクシャク感も楽しい。味はしっかり付けていますので何も付けずに揚げたてにかぶりついて下さい。
パンクさせないコツは四つ。タネをしっかり冷やすこと。木杓子を使ってそっと油に入れること。一度にたくさん揚げないこと(温度が急激に変化するとパンクします)。表面がしっかり揚がるまで(１分半くらい)いじらないことです。
調味料はお好みで加減して下さい。但し、自分的にナツメグは外せないかな。あと、オイスターソースを隠し味に入れるとより複雑な味が楽しめるかも。
お肉は好みが分かれるところですが自分は豚肉が好きです。豚の脂って甘みがあるのでソース系の味によく合うんですよね。
いっぱい作って残ったら冷凍保存も利きます。解凍するときは電子レンジで３０秒軽くチンしたのちにオーブントースターで５分ほど焼いて下さい。表面のカリカリ感が再現できます。

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