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     マリガトーニスープ
 難易度:★★☆ 調理時間:15分


 

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去年の春ドラマで話題になっていた「ATARU」を遅まきながら観ま
した。
主人公のATARUを演じるのはSMAPの中居君。ATARUは、サヴァ
ン症候群と呼ばれる発達障害の青年で、目はいつもどこを見てい
るのかわからない。体も変にマヒしているような動き。何より言葉は
喋れても人とほとんどコミュニケーションがとれないというハンデを
背負っています。
ところが、そのハンデと引き換えのように、人間離れした記憶能力
を持っていて、誰も気づかないような解明のヒントを指摘しては、
事故や自殺で処理されようとしていた事件を次々に解明していくと
いったお話です。
彼には多くの拘りがあるのですが、その一つが食事。朝はカレー
スープ、昼はホットドッグ、あとはケチャップとマスタードをチューブ
からがぶ飲み。それ以外の食べ物は絶対に食べないという徹底ぶ
り。「カレースープ下さい」とか「ホットドッグ下さい」が口癖です。
更に、ヒロインがインスタントのカレーうどんを出してやっても「これ
はカレースープではありません」といって、脇に除ける始末。仕方
がないからヒロインがうどんだけ食べて渡すと「これはカレースー
プです」と満足そうにごくごく飲んじゃうんですね。
でも、そのインスタントのカレースープやホットドッグがひどく美味し
そうに見えるのだから不思議です(とっても、チープな食べ物なの
に^^;)
ということで、マリガトーニスープを作りました。マリガトーニスープ
は肉や野菜、ごはんなどを煮込んだカレー風味のスープです。
注:「スープカレーとは全くの別物です」
 (2〜3人分)

 ・鶏胸肉
 ・ベーコン
 ・ジャガイモ
 ・玉ねぎ
 ・トマト

 ・人参
 ・セロリの茎
 ・バター
 ・水
 ・チキンコンソメ(キューブ)
 ・牛乳
 ・カレー粉
 ・塩、ホワイトペッパー

100g
1枚
1個
1/4個
1/2個(又はトマト缶
1/4個)
1/4本
10cm
6g(大匙1/2)
400g(2カップ)
1個
100g
小匙1
少々
1.  ジャガイモは皮をむき、1cm角のさいの目に切ります。玉ねぎ、にんじんは細切りにします。セロリは小口切りにします。トマトは小さ目のさいの目に切ります。鶏肉は1cmの角切りにします。ベーコンは1cmの小口切りにします。
2. 鍋にバターとベーコンを入れカリカリになるまで炒めます。トマト以外の野菜類を加えてしんなりするまで炒めます。
3. 鶏肉と水、チキンコンソメを入れてひと煮立ちさせ、弱火にして5分煮ます。
4. カレー粉、牛乳、トマトを加えてひと煮立ちさせ、塩、ホワイトペッパーで味を調えればできあがり。
  
  • わりとしっかりカレー風味なのに優しい味です。びっくりするような辛さではありません。ちょっと疲れた時などに出されると嬉しいかも。元気が湧いてくるようなスープですね。
  • ポイントは少量で構わないので野菜を多種類使うこと。味が複雑になって料理のグレードがぐっと上がります。
  • お肉はミンチでもOK。あと、タラなど白身魚で安いものを使うのもありです。
  • 牛乳を生クリームにするとコクが出て更にグレードアップします。しかし、クリーム系とトマト系の両方を合わせ持つスープって初めてかも。なんだか不思議な味です。


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