なんちゃってうざくVER.2 難易度:★★☆ 調理時間:35分 |
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坂田靖子の名作漫画に「村野」という短編がありました。時は明 治30年代。主人公の家に高等学校の悪友たちがお年賀に来る話 です。 彼女の作品の持ち味は軽妙ながら斜め上の発想が絶妙な 「笑い」で、本作も全編コメディタッチで進行するのですが、最 後の最後に背中がしんと冷えるような終わり方が待っています。 その展開も自然で無理矢理感がなく、フィニッシュストロークの お手本のような一編でした。 作中のエピソードで悪友の1人が 牛肉のかたまりを持ち込んできて、「よし、牛鍋をやろう」とい う話になるのですが、スライスするととんでもない量になっちゃ った。で、いざ鍋を始めると肉ばかりでネギが圧倒的に少ない。 「お前は肉を食ってろ。ネギは俺のもんだ」なんてセリフが飛び 出してネギを奪い合う珍妙な鍋風景が展開されていました。よく こんな話を思いつくな(^^; 肉に限らず食材は細かく切れば 食べ応えが増します。昔の人はそうやって高い食材を賢く堪能し ていたのですね。 うざくもそういった料理の1つ。うなぎは高 くて少ししか買えなくてもこうやって調理すれば立派な小鉢料理 になるのです。 | |||||||||||||
(2人分) | |||||||||||||
・さんまの蒲焼(缶詰) ・酒 ・きゅうり ・塩 ・生姜 [漬け汁パート] ・だし汁 ・酢 ・濃口醤油 ・味醂 |
1缶 10g(小匙2) 1本 少々 スライス1枚 30g(大匙2) 30g(大匙2) 12g(小匙2) 12g(小匙2) |
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