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     ナポリタン
 難易度:★★☆ 調理時間:12分


 

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俺が暮らすマンションの一階には『モンデ』という喫茶店がある。
俺は時々、そこでナポリタンを注文し、ブラックニッカで流し込むよ
うにして食べている。

ふと、この料理を作っている時、そんな場面が出てくる小説を思い
出しました。東直己の「ススキノの便利屋」シリーズと呼ばれるハー
ドボイルド小説です。別に探偵の看板を上げているわけではない
けれど、生来のお節介が災いして、毎回毎回、命がけの厄介事に
巻き込まれていく『俺』の物語です。
長いことこのシリーズは知る人ぞ知る、知らない人は知らない程度
の知名度で、そっと評価されてきた気がするのですが、映画になっ
て一気に知名度が上がちゃいましたね。

映画のタイトルは『探偵はBARにいる』

ちょっと紛らわしいのですが、このシリーズの中には確かに「探偵
はBARにいる」というタイトルの作品があります(正確にいうと小説の
タイトルは「探偵はバーにいる」とカタカナですが)。ただ、映画にな
った原作はそれではなくて「バーにかかってきた電話」という小説で
す。
僕はこのシリーズの原作はほぼコンプリートしていてただ、初期作
の「探偵はバーにいる」は読んでいなかったので、結末を知らない
まま楽しめると思って映画館に行ったのです。ところが、話が進む
につれてデジャヴュの嵐。「え? この話、絶対読んでる!!」と
思い続けながら鑑賞しました。後でパンフレットを読んで真相を知っ
た次第。ま、面白かったので良かったですけど^^;

って、なんの話だ? そうそうナポリタン。
小説の中ではモンデのナポリタンはあまり美味しくないような描写
もされているのですがわりとアバウトな表現。ところが映画の中で
は「完食したものは誰もいない」レベルのまずさとして扱われてい
ます。
多少のコツはあるもののスパゲティをケチャップで和えた料理を
どうやったらそんなにまずく作れるんだろう? と訝しみつつ、作っ
てみました。
うん、美味しいうまい!
 (1人分)

 ・スパゲティ
 ・ウィンナー
 ・玉ねぎ
 ・ピーマン
 ・茸類(マッシュルームが
  一般的)
 ・トマトケチャップ
 ・コンソメの素(顆粒)
 ・バター
 ・塩
 ・ブラックペッパー
 ・牛乳
 ・粉チーズ

100〜120g
1本
1/8個
半個
適宜

50g
2g
10g
少々
少々
15g(大匙1)
適宜
1.  大きめの鍋にたっぷりの水(分量外)と塩、オリーブオイル(分量外)を入れて強火にかけ沸騰させます。
2. 1.をやっている間にウィンナーは3mm厚の輪切りにします。玉ねぎ、ピーマンは細切りにします。マッシュルームはスライスします。
3. 1.にスパゲティを入れてパッケージに記載された時間−1分茹でます。
4. 3.をやっている間にフライパンにバターを入れて中火にかけ融かします。これに2.の具材と塩、ブラックペッパーを加えてしんなりするまで炒めます。炒めたら火を止めて3.が茹で上がるのを待ちます。
5. 3.をざるに揚げてよく水気を切り4.に投入し中火にかけます。コンソメの素を加えてトングでざっと混ぜ、トマトケチャップを加えてしっかり和えます。
6. 仕上げに牛乳を加えてさっと混ぜればできあがり。皿に盛って粉チーズをたっぷり振って戴きます。
  
  • ベタベタ甘くて好き嫌いが分かれる気もしますが僕は結構好きです。時々、むしょうに食べたくなるんですよね。
  • 仕上げに牛乳を加えるのがコツ。これで味にまとまりができる気がします。
  • 工程1.で茹で汁にオリーブオイルを少々加えていますが、こうすると吹きこぼれしなくなります。お試しあれ。
  • 調理のコツではありませんが、工程5.で茹で上がったパスタをざるに揚げる際は茹で汁をボウルか丼で受けましょう。間違ってもシンクに熱湯を流さないように。排水溝に深刻なダメージを与えるもとになります。茹で汁が冷めてから捨てるか水で埋めてから捨てるようにして下さい。


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