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     茄子とひき肉のボロネーゼ風
難易度:★★☆ 調理時間:10分


 

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「この子はもっと良い子になれる」 北村薫の短編ミステリー「
覆面作家のお茶の会」の中のセリフです。 街のパティスリーに
嫁いだ娘はそう言って店のサンマルクのレシピをそば粉を使った
ものにアレンジすることを提案。店の看板スイーツへと押し上げ
てしまいます。 「この子はもっと良い子になれる」 ボロネー
ゼが誕生する際にも同じセリフがつぶやかれたのかもしれません
。 元々、南イタリアにあった単調な味のミートソースを食した
北イタリアの貴族が専属料理人に命じてフレンチの技法を使った
高級美食へと変貌させたのがその誕生のいきさつだとか。 トマ
トで煮込むミートソースと違って赤ワインをたっぷり使って肉に
ワインの渋みを与えることで重厚な風味のソースを構築しました
。 けどね、確かに美味しいのだけれど、作ったことがある身か
ら言わせてもらうとめちゃくちゃ手間のかかるソースなのです。
ソースを作るだけで1時間以上かかってしまいます。 ランチは
何にしようかな──と考えていて、超手抜きなボロネーゼ風レシ
ピをネットで発見。身近な調味料を合わせてそれっぽい味に仕上
げる仕掛けらしい。 面白そうだったのでさっそく挑戦してみま
した。
 (1人分)

 ・スパゲティ
 ・豚ミンチ
 ・オリーブオイル
 ・茄子
 ・にんにく
[ソースパート]
 ・トマトケチャップ
 ・ウスターソース
 ・コンソメの素(顆粒)
 ・ブラックペッパー
[仕上げパート]
 ・赤ワイン
[茹で汁パート]
 ・水
 ・塩

100g〜120g
30〜50g
少々
1/2本
ひとかけ

30g(大匙2)
18g(大匙1)
小匙1
少々

30g(大匙1)

600g(3カップ)
9g(大匙1/2)
1.  [茹で汁パート]を鍋に合わせ小ぶりのスプーンを入れて(突沸による吹きこぼれを防いでくれます)、沸騰したらスパゲティを加えてパッケージに記載の時間−1分茹でます。
2. 1.をやっている間に茄子は1cm幅の輪切りにし更に半月切りにします。にんにくはみじん切りにします。
3. フライパンにオリーブオイルとミンチを入れてよく和え薄く伸ばします。これを弱火にかけてしっかり焼き色がつくまでいじらずに焼きます。肉をスパチュラで返して裏面も焼きます。
4. 3.ににんにくを加えて中火でさっと炒め更に茄子を加えてしんなりするまで炒めます。
5. 4.に[ソースパート]を加えて具材と絡ませながら中火で1分炒めます。更に[仕上げパート]を加えて水気がほぼなくなるまで煮詰めます。
6. 茹で上がったスパゲティをザルに揚げて水気をよく切り、5.のフライパンに加えてよく絡めればできあがり。
  
  • 甘さ控えめで赤ワインの渋みが加わったいわゆる大人の味のパスタです。お好みでパルメザンチーズを振ると風味がマイルドになってまた楽しいですよ。
  • ケチャップやウスターソースというボロネーゼが発祥した当時には存在しなかった調味料を使うことで時短を可能にしています。それだけこれらのソースがよくできているということなんでしょうね。
  • このレシピの段取りポイントはスパゲティを茹で上げるまでに工程2.〜5.のソースを仕上げること。ただし、少し時間オーバーしてしまうかも。茹で上がりのスパゲティを待機させる場合は軽くオリーブオイルを振っておきましょう。表面に皮膜ができて必要以上に水分が抜けるのを防ぎます。
  • 正式にはスパゲティではなくタリアテッレ(きしめんのような形状のパスタ)を使います。ソースの絡みが断然違うのでもし手持ちがあればオススメです。
  • 風味のポイントは仕上げに加える赤ワイン。安物で構わないのでたっぷり目に使うように配合を決めました。


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