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     お煮しめ
難易度:★★☆ 調理時間:30分


 

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 (過去の『特集』情報
「おせち料理特集(2013年バージョン)」
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料理名に「お」を付けるか迷ったのですが「煮しめ」だとなんか
愛想なしな気がしたのでやっぱり「お煮しめ」にしました。 う
ちの長女は今年22歳になるのですが彼女が小学校に入学した年
の話ですから15年ばかり前のこと。 母が入学祝いを持って我
が家に遊びに来てくれました。その時、お出しした料理がちらし
寿司。刺し身が何種類も載った海鮮丼的なやつではなくて具材は
ほぼ野菜オンリー(鯛のでんぶは入れたかな)。かなり地味な料
理でした。 それでもさすが僕の料理の師匠。ひとくち食べた母
は「これ手間がかかったでしょ」とのたまいました。 そう、一
つ一つの具材がおかず一品作るほどに手間をかけて下ごしらえし
てあったのです。なのでそのちらし寿司には数品の料理を作るほ
どの手間が詰まっていたのでした。 料理の中にはこれと似たも
のがあって使っている具材ごとに別々の適切な下ごしらえをする
必要があるものがあります。実は筑前煮やお煮しめもそのひとつ
。 おせち料理のお重に詰まっていてもあまり目を惹かない地味
な存在ですが、艶やかな姿の海老やローストビーフなんかよりも
ずっと手間がかかる一品なんですよ。
 (2人分)

 ・椎茸
 ・人参
 ・ごぼう
 ・片栗粉
 ・蓮根
 ・こんにゃく
[蓮根の煮汁パート]
 ・水
 ・酢
[煮汁パート]
 ・だし汁
 ・濃口醤油
 ・味醂
 ・砂糖

4本
半本
半本
適宜
半節
半丁

200g(カップ1)
15g(大匙1)

300g(カップ1.5)
27g(大匙1.5)
27g(大匙1.5)
7g(小匙2強)
1.  椎茸は軸を取り笠に十字に包丁目を入れます(軸は石づきを切って縦半分に切り一緒に煮込みます)。人参は7mm厚のいちょう切りにします。ごぼうは乱切りにします。こんにゃくは大きめのスプーンでちぎります。
2. ごぼうは片栗粉を薄くまぶして180度に温めた油で2分素揚げします。
3. [蓮根の煮汁パート]を小鍋に入れて強火でひと煮立ちさせ蓮根を切らずにまるごと加えて中火で2分茹でます。煮上がったら[蓮根の煮汁パート](分量外)と同じ分量の冷水に投入して冷まし乱切りにします。
  • 下茹ですることで包丁が入り易くなり断面がささくれません。
4. こんにゃくは200mlのお湯(分量外)を沸かして投入し中火で5分茹でてアク抜きをします。ただし、アク抜き不要と書かれたものはこの工程を飛ばしてください。
5. 鍋に[煮汁パート]を入れて強火でひと煮立ちさせます。これに蓮根、ごぼうを入れて蓋をせずに強火のまま煮込んでいきます。
  • 煮込みのコツは強火で短時間で煮詰めて蓮根、ごぼうの食感を残しつつ柔らかく煮込むこと。具材がしっかり浸かっているので落し蓋は不要です。
6. 5.の煮汁が2/3くらいになったら残りの具材を入れて更に煮込みます。煮汁が半分以下になったらおたまでかき混ぜてから火を止めます。そのままゆっくりと冷まして煮含めればできあがり。
  
  • しっかりとした味付けで「Theおせち」といった貫禄の煮物です。いろいろ手間暇かかっちゃうけど、「お正月になにか1品くらい手作りの料理を」と思うならお勧めしたい皿かも。
  • 下ごしらえの段取りは並行作業の嵐です。コンロの口数によって制約はあると思いますができるだけ並行して作業を進められるように工夫してみてください。
  • 筑前煮風に鶏肉を入れても美味しいです。入れるなら工程5.の最初から。良い出汁が挽けます。


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