鮭の粕汁 難易度:★★☆ 調理時間:20分 (昆布や干し椎茸を水に浸ける時間は含めていません) |
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江戸時代の後半、江戸庶民の食生活はわりと外食と中食(料理を 買って帰って家で食べる)中心だったみたいです。 理由はいくつかありますが、ひとつは独身が多かった。特に男女比 2:1というちょっと異常な比率で生涯独身の男性が多かった。今み たいにコンロを始めとする便利な調理器具があるわけじゃなし、 食材を買って帰って家で作るなんてことはまずない。 加えて出稼ぎ者が多かった。農繁期になれば郷里に戻るわけです から余分な道具は持てないわけでますます家で料理をするという 選択肢はなくなっていったわけです。 とういことで、料理屋や煮売屋と呼ばれる今の駅ナカみたいに出来 合いの料理をお持ち帰り用に売る店がたいそう繁盛したそうです。 江戸は文政年間に上方から出てきて料理屋を始めた女料理人の 活躍を描いた「みをつくし料理帖」にもそういった庶民の暮らしがふ んだんに描かれています。そんなエピソードのひとつに放火に遭っ て店を喪った彼女が屋台から心機一転商売を始めた際に今日の 料理を出す場面があります。 木枯らしが吹く中、酒粕をたっぷり使った汁物は別に小腹が空い ていなくてもついつい「ひとつくんない」と言いたくなる一品だったで しょうね。 |
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(2人分) | ||||||||||||||||||||
・酒粕 ・鮭のアラ(または塩鮭) ・大根 ・人参 ・ごぼう ・干し椎茸 ・薄揚げ ・刻みネギ ・味噌 ・昆布 ・水 ・ぬるま湯(酒粕戻し用) |
100g 一切れ分くらい 3cmほど 3cmほど 半本 2枚 半丁 10cm分 36g〜45g(大匙2〜2.5) 3cm角 650ml(3カップと1/4) 100ml(0.5カップ) |
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