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     手羽の炙り焼き
 難易度:★★☆ 調理時間:30分
(手羽を漬けこむ時間は含めていません)

 

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 その夜、ビアバー≪香菜里屋≫に出された一品を食べた客が
一言「これはいい。『この店で手羽の炙り焼きとはいささか手抜き
では?』と思ったがこいつはビールが進む。タレは赤ワインを
ベースにしたものらしいね。いずれ不出の秘伝なんだろうが...」
 すると、マスターの工藤さんは笑って、「いえ、隠し味に蜂蜜を
使っていますがタレはご家庭でも簡単に作れるものですよ。手羽に
包丁目を入れて下揚げをしておき、赤ワイン、醤油、香草に蜂蜜を
足して煮込んだタレに漬けておくのです」
 「なるほど、客の注文を受けてから、それを軽く炙って出すという
わけか。どうりでよく味が染みているはずだ」
 「仕上げに粒胡椒を軽く振って出します」

 北森鴻の蛍坂の一場面です。で、どうしてもこの「手羽の炙り焼き
」が食べたくて、詳しくは説明されていない記述を頼りにいろいろ
試行錯誤した結果このレシピに仕上げました。
 (4人分)

[食材パート]
 ・鶏(手羽中)

[漬け汁パート]
 ・赤ワイン(200ml=200円くらい
  の安いので十分)

 ・醤油
 ・ハチミツ
 ・砂糖
 ・バルサミコ酢(手持ちがなけ
  れば、抜いても可)

 ・ブラックペッパー、カイエンヌ
  ペッパー(辛い目が苦手な
  人は抜く)、ナツメグ、ローズ
  マリー
※あれば、たまねぎ、セロリを
 細切りにして香草として一緒に
 漬けると、なおGOOD


400gくらい(8〜10本程度になると思います)

50g

20g
10g
10g
5g

適宜
1.  手羽中に包丁目を入れて(二本ある骨の間の肉に包丁を垂直に当ててずぶっと刺せばOK。結構快感^^;。両面に包丁目を入れます)、中温の油で3分ほど素揚げします。
2. 漬け汁を合わせて、ハチミツが溶けにくいのでレンジで1分ほど過熱。1.の手羽中を冷ましてビニール袋に入れ、この漬け汁も流し込んで時々、ひっくり返しながら一晩漬けこみます(お急ぎなら数時間でも可。一晩というのは小説の記述に従っています)。
3. オーブンをローストチキンを焼く温度に加熱します(ローストチキンはまず間違いなくオーブン添付の料理本にレシピが載っています。ちなみに、うちのは200度)。天板に2.の手羽中を皮目を上にして並べ10分ほど焼き、ひっくり返して5分ほど焼きます。
油で揚げてお肉に火は通っていますので、あくまでも焼き色をつけるのが目的
   です。最初はこまめに確認して、軽く焦げ目が付いたらひっくり返して下さい
   (その際の時間を控えておけば次からはキッチンタイマーくんが見張って
   くれます)
オーブントースターで焼く場合、強にして1分ほど空焼きし、庫内を十分熱く
   してから手羽を並べた天板を入れて下さい。焼き時間は、オーブンと同じく、
   最初は焦げ目がつくまでの時間をチェックして下さい。
  
  • ちなみに、ビアバー≪香菜里屋≫のシリーズは全4巻出ていますが、毎回毎回おいしそうな料理が出てきます。ビールも「一番高い度数のものはロックスタイルで飲む」とか書いてあって肝心のミステリーはそっちのけで、おいしそうな描写にばかり目が行っている自分がいたりします^^;。おいしいものが好きな方にはお薦めのミステリーですよ。ちなみに単行本のタイトルは以下の通り。
    • 「花の下に春死なむ」
    • 「桜宵」
    • 「螢坂」
    • 「香奈里屋を知っていますか」


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