鶏のオレンジ煮 難易度:★★☆ 調理時間:10分 |
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今や死語となってしまった感がありますが、僕が子供だった昭和 40年台頃には「舶来」という言葉が活きておりました。呼んで字の 通り船舶で運ばれて輸入されてきたもの、つまり外国(=欧米)で 作られたモノといったほどの意味でした。 で、舶来品といえば言外に「高価な」、「上等な」といった形容詞が くっついているのがお約束。あの頃は「所詮、国産品。欧米のもの にはかなわない」と自らを卑下するような風潮があったのです。 その発想はモノだけにとどまらず、例えばスポーツの世界でも「所 詮、日本でトップ選手なだけ、大リーグでは通用しない」みたいな 風潮がありましたね。いやいや、王や長嶋クラスなら当時の大リー グでもエース選手になったと思うのですが。更に文化や風習でも 和物は「地味」、「暗い」という印象があり欧米のものは「明るい」、 「華やか」と思われがちでした。んで、クリスマスなどのイベントに 日本人は憧れたのです。 当時、身近な柑橘系といえば温州みかんでしたが、これも例外で はなく、なんとなくオレンジなんかに比べて「安物」、「野暮ったい」 みたいに思われてました。ま、冬の間中、こたつの上のかごにてん こ盛りにされてればありがたみも薄れるというものですが。 もし、今日の料理なんかが当時の食卓に上ったら「何か、めでたい ことでもあったの?」と家族に聞かれそう。オレンジの果汁をふん だんに使った洋風の煮物なんて贅沢で華やかな「おごちそう」以外 の何物でもありませんでしたから。 |
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(2〜3人分) | |||||||||||||
・鶏もも肉 ・レタス ・サラダ油 [煮汁パート] ・オレンジジュース(果汁100%) ・鷹の爪 ・おろしにんにく ・濃口醤油 ・味醂 |
1枚(300gくらい) 数枚 少々 100g(0.5カップ) 半本 ひとかけ分 18g(大匙1) 18g(大匙1) |
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