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     鶏のオレンジ煮
 難易度:★★☆ 調理時間:10分


 

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今や死語となってしまった感がありますが、僕が子供だった昭和
40年台頃には「舶来」という言葉が活きておりました。呼んで字の
通り船舶で運ばれて輸入されてきたもの、つまり外国(=欧米)で
作られたモノといったほどの意味でした。
で、舶来品といえば言外に「高価な」、「上等な」といった形容詞が
くっついているのがお約束。あの頃は「所詮、国産品。欧米のもの
にはかなわない」と自らを卑下するような風潮があったのです。
その発想はモノだけにとどまらず、例えばスポーツの世界でも「所
詮、日本でトップ選手なだけ、大リーグでは通用しない」みたいな
風潮がありましたね。いやいや、王や長嶋クラスなら当時の大リー
グでもエース選手になったと思うのですが。更に文化や風習でも
和物は「地味」、「暗い」という印象があり欧米のものは「明るい」、
「華やか」と思われがちでした。んで、クリスマスなどのイベントに
日本人は憧れたのです。
当時、身近な柑橘系といえば温州みかんでしたが、これも例外で
はなく、なんとなくオレンジなんかに比べて「安物」、「野暮ったい」
みたいに思われてました。ま、冬の間中、こたつの上のかごにてん
こ盛りにされてればありがたみも薄れるというものですが。
もし、今日の料理なんかが当時の食卓に上ったら「何か、めでたい
ことでもあったの?」と家族に聞かれそう。オレンジの果汁をふん
だんに使った洋風の煮物なんて贅沢で華やかな「おごちそう」以外
の何物でもありませんでしたから。
 (2〜3人分)

 ・鶏もも肉
 ・レタス
 ・サラダ油
[煮汁パート]
 ・オレンジジュース(果汁100%)
 ・鷹の爪
 ・おろしにんにく
 ・濃口醤油
 ・味醂

1枚(300gくらい)
数枚
少々

100g(0.5カップ)
半本
ひとかけ分
18g(大匙1)
18g(大匙1)
1.  鶏肉は大きめの一口大に切ります。レタスは食べ易い大きさにちぎります。鷹の爪はキッチンバサミで小口切りにします。にんにくはすりおろしておきます。
2. フライパンにサラダ油と鶏肉を皮を下にして入れ中火にかけて焼き色がつくまで焼きます(1分くらい)。ひっくり返して同じように焼いて火を止めます。フライパンを斜めにして脂を寄せ集めキッチンペーパーでしっかり拭きます。
この工程で脂をしっかりとっておかないと脂っぽい料理になっちゃいます。
3. 2.に[煮汁パート]を加えて蓋をし、時々鶏肉をひっくり返しながら中火で6分ほど煮込みます。
4. 蓋を取って更に煮詰めて照りを付ければできあがり。レタスを敷いたお皿に盛り付けて供します。
  
  • オレンジの香りが華やかでいつもの照り焼きがぐっとご馳走っぽくなります。ちょっとしたホームパーティーの一品としてもお薦め。
  • 冷めると煮汁は煮凝りになりますので、そのままお弁当箱に詰めるのもあり。ランチタイムにはに凝ったソース付きのご馳走料理が楽しめます。
  • 鶏以外に玉ねぎやもやしなど野菜類を一緒に煮てもOK。ボリュームと栄養価が上がります。
  • レタス以外に赤や黄色のパプリカのみじん切りを散らすと見た目がぐっと華やかになります。


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