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     冬瓜のそぼろ餡かけ
 難易度:★☆☆ 調理時間:15分
(冷蔵庫で冷やす時間は含みません)

 

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山下は箸を割って小鉢に手を伸ばした。冷蔵庫に収められていた
のだろう。地肌がひんやりとしていて心地好い。
「冬瓜ですか」
「ええ、鶏のそぼろ餡にしてみました」
 箸先で柔らかく煮た冬瓜を割ると山下は掬い取るようにして口に
運んだ。微かに甘い夏野菜に甘辛い餡がよく絡んでいる。針生姜
の風味が舌先をよりいっそうひんやりとさせた。
「これは良い。なんだか急に夏が好きになりそうです」
 山下は笑って箸を進めた。

手前味噌で恐縮ですが、姉妹サイト『Gの書斎』に掲載している
居酒屋 酔鏡シリーズの第四夜『ユズラレハの伝言』の一節です。
日本の夏は蒸し暑くて過ごしづらいですが、冷蔵庫でひんやりと
冷やしたこの小鉢を頂くと急に夏が大好きになるから不思議ですね

 (4人分)

[具材パート]
 ・冬瓜
 ・鶏胸肉ミンチ
 ・生姜(針生姜にする)
[出汁パート]
 ・ダシ汁(かつお出汁又は
  ダシの素利用でも可)
 ・酒
 ・みりん
 ・薄口醤油
[調味料パート]
 ・薄口醤油
 ・酒
 ・砂糖
 ・片栗粉


1/2個
50g
3かけ

450g(450cc)

45g(大匙3)
27g(大匙1.5)
18g(大匙1)

27g(大匙1.5)
15g(大匙1)
5g(大匙1/2)
9g(大匙1)
1.  冬瓜は厚く皮を剥き、種を取って一口大のざく切りにする。生姜は皮を剥き、千切りにしておきます。
2. 出汁パートを鍋に合わせて沸騰させ、冬瓜を入れて弱火で10分茹でる。茹で上がった冬瓜は深皿に取ります。
3. 冬瓜を取った後の出汁パートに調味料パートの片栗粉以外を加えます。
4. 熱したフライパンに鶏胸肉ミンチを押しつけるようにして軽くきつね色になる程度に両面焼きます。この鶏ミンチと生姜を3.に加えてひと煮立ちさせます。味を見て必要に応じて調味料を加えて味を調えます(冷やすので少し濃いめに感じる味でも大丈夫です)。水溶き片栗を加えて手早く混ぜてとろみを付け、冬瓜を取った深皿に回しがけてそのまま冷まします。常温まで冷めたら冷蔵庫に入れて更に冷やします。小鉢に取り分けて出来上がり。
  
  • 熱い方が好きな方はすぐに食べられます。自分的にはひんやり冷えた小鉢をつつきながら、お酒を頂くのがベストの食べ方ですね。
  • 調味料の配合はあくまでも参考程度と考えて下さい。味覚の中でもとくに「甘辛」は、育った地方や家庭環境、個人の嗜好で千差万別です。家庭料理なので万人向けの味にする必要はどこにもありませんから、調味料は少なめから足していってぜひ自分のベストの配合を編み出して下さい。


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