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     幸平謹製☆カレーリゾット・オムライス
 難易度:★★☆ 調理時間:40分


 

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かつて「少年ブック」という月刊少年誌がありました。1959年創刊
。手塚治虫、横山光輝、永井豪、石ノ森章太郎等の錚々たる漫画
家が連載陣に名を連ねておりました。ある時、同誌は小学生読者
に「好きな言葉は何?」というアンケートを取りました。ベスト・スリー
は『努力』、『友情』、『勝利』。アンケートの結果に従ってこれらの
言葉のうち最低一つをテーマに含むことという編集方針が打ち出
されました。
十年後、後継と言える『月刊少年ジャンプ(後に週刊化されます)』
にバトンタッチする形で少年ブックは廃刊となります。が、この編集
方針はそのまま引き継がれて二十一世紀の今日に至っても脈々
と生き続けております。
2012年に連載開始した「食戟のソーマ」はバトル物、アクション物が
多い同誌の中で料理の世界を舞台にしたちょっと異色な作品。タイ
トルの「食戟(しょくげき)」とは本作独自の用語で料理による決闘を
指します。この辺りジャンプ作品らしい発想ですね。
かなりコアな料理の知識がベースにあること、ピンチに陥った時の
起死回生の策に説得力があること、美味しい料理を口にした時の
リアクションにお色気要素がふんだんに含まれていることが人気の
秘密かな。与えられた試練に立ち向かうべく努力し、料理人仲間
同士でフォローし合い、紆余曲折あっても最終的には勝利を勝ち
取る。まさに編集方針のキーワードを三つともきっちり押さえてい
る作品と言えます。
最近ちょっとこのアニメにハマっていて、ぶっ通しで一期(24話)を
観終えたのですが、自分らしいなと思うのは美味しそうな料理を
見ていると作ってみずにはいられないところ。
この料理は秋の選抜(ざっくりいうと、校内で実施される高校野球み
たいなもの)の予選で主人公が作った一皿。ちょっと気合を入れて
作りました。
 (1人分)

[リゾットパート]
 ・生米
 ・牛ミンチ
 ・にんにく
 ・オリーブオイル
 ・バター
 ・玉ねぎ
 ・粉チーズ
 ・熱湯
[リゾットのスパイスパート]
 ・カレー粉
 ・マンゴーチャツネ
 ・コンソメ(顆粒)
 ・塩、ブラックペッパー
 ・(あれば)クミン、ガラムマサラ
  、クローブ、オールスパイス
[オムレツパート]
 ・卵
 ・バター
 ・牛乳
 ・塩
[ソースパート]
 ・オイスターソース
 ・かけるデミグラスソース
 ・蜂蜜


50g(1/3合)
50g
ひとかけ
5g(小匙1)
6g(大匙1/2)
1/4個
適宜
300ccくらい

大匙1
小匙1
2g
適宜
少々


2個
3g
少々
少々

6g(小匙1)
3g
3g
1.  まず、リゾットを作ります。玉ねぎ、にんにくをみじん切りにします。
2. 鍋に[リゾットパート]のバター、オリーブオイル、にんにくを入れ弱火にかけます。バターがとけて香りが立ってきたら玉ねぎを加えて弱火で透明になるまで炒めます。更に牛ミンチを加えて色が変わるまで炒めます。
3. 2.に生米を洗わずに加えて2〜3分透明になるまで炒めます。
米は洗わずに加えるのがポイントです。
4. 3.に熱湯200ccと[リゾットのスパイスパート]を加えて中火にかけ、完全に溶けるまで木杓子でよく混ぜます。ひと煮立ちしたら火を弱めの中火にして煮込みます。水気がなくなってきたら熱湯を少しずつ追い足して更に煮込みます。時々米を口に入れて芯がそろそろなくなりそうというタイミングで火を止め粉チーズを加えて混ぜ込みます。
5. [ソースパート]を耐熱皿に合わせて電子レンジの500wで30秒チンしてよく混ぜます。
6. [オムレツパート]のバター以外をボウルに合わせてざっくりと混ぜます(混ぜ過ぎないように注意)。フライパンにバターを入れて熱し薄焼き卵を作る要領で焼きます。
7. 6.に4.のリゾットを載せて包みます(これが結構難しい)。お皿に移して上から5.のソースパートを格子模様にかければできがあがり。
  
  • 一口食べて「うぉっ」と素で声が出てしまいました。カレー風味のリゾットと卵にかけたソースがすっごく合う。どちらも個性が強い風味なのに絶妙にマッチしています。
  • 食戟のソーマでは、マンゴーチャツネ(マンゴにスパイスを加えてペースト状にしたもの)がポイントだと解説されていました。実食してみましたが、うーんよくわからん。そう言われればそうなのかな。
  • 僕はオムライスを包むのが苦手で写真のようにちょっと残念な見た目になってしまっていますが、味は折り紙付き。あとは練習あるのみですね。
  • [リゾットのスパイスパート]のスパイスは再考の余地あり。パクチー、ナツメグあたりを加えたり、粗びきのブラックペッパーを強めに加えてアクセントにするという手もありそうです。
  • 粉チーズはあればパルミジャーノ・チーズを使うとより本格的になります。
  • これはリゾットですので米はパスタとして扱います。アルデンテ(少し芯が残った状態)に仕上げるのがコツなのですが、慣れないとかなり手前で止めてしまってしっかり芯が残っちゃっている状態になりがち。思い切りよく時間をかけて最初は少し軟らかめに仕上がってもそこから改善していくのが上達の早道だと思います。


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