TOP >> パティスリーG >> ケーキ >> シベリア
            

     シベリア
 難易度:★★☆ 調理時間:10分
(カステラを作る時間は含めていません)

 

このエントリーをはてなブックマークに追加
 (過去の『特集』情報
「おせち料理特集(2013年バージョン)」
 (過去の新着情報)
 
 姉妹サイト「Gの書斎」
 ツイッター
 携帯版「Gの食卓」
 携帯版「Gの書斎」
 
アフィリエイト・SEO対策
 
 
関西人には耳馴染みの薄い名前ですが、シベリアはどうやら関東
を中心に長いこと愛されてきたお菓子のようです。記録によると
明治末期から大正初期にはどこのパン屋でも売られていたといい
ますから大した普及率で全国区にならなかったのが不思議な気が
しますね。
かくいう自分もジブリの「風立ちぬ」を見るまで寡聞にして知りませ
んでした。どんなお菓子かというとカステラに餡子か羊羹を挟んだ
ものです。

ええっ、甘過ぎるじゃん。

と一瞬思ったのですが、考えてみるとあんパンだってあるわけです
からそれほど変でもない気がします。関西人には却って馴染みの
深い愛媛の一六タルトをイメージするとだいたい合っています。
ちょっとした予言ですが、映画の大ヒットを考えると遠からず日本中
どこのパン屋でもシベリアがまた売られるようになるのではないで
しょうか?今年はシベリアの再ブームの予感がします。
 (1人分)

 ・カステラ
[餡パート]
 ・粉末餡子
 ・水
 ・三温糖
 ・塩
 ・(お好みで)柚子など柑橘系
  果汁

5mmの薄切り4枚

60g
160cc
80g
2g
10cc(その分、水の量
を減らします)
1.  [餡パート]を小鍋に合わせ木杓子で中火にかけて木杓子で混ぜながらよく練ります。
2. 1.をカステラに塗り2枚で挟めばできあがり。
  
  • 意外や意外、上品な味です。これは子供達や女学生に大人気になった理由がわかるなぁ。
  • 総じて甘めですので、餡は少し強めに塩を利かせました。
  • 名前の由来は不詳とのことですが、当時は冷蔵庫がなかったのでネーミングにひんやりしたものを付けるのが好まれる傾向があったみたいです。
  • 今回はレモン果汁を加えてみましたが結構イケますよ。ちょっと高いですけど柚子果汁を加えたら一六タルト風になると思います。
  • 映画「風立ちぬ」の中で「戦闘機を作るお金で日本中の子供達に毎日シベリアを食べさせてやれる」というセリフがありましたが、自分なら戦闘機よりこっちを食べる方が良いなぁとしょうもないことを考えてしまいました。


本サイトの著作権は全てサイトマスターに帰属します。本サイトの転記は、ご遠慮願います。

inserted by FC2 system