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     ぶりのムニエル
 難易度:★★☆ 調理時間:15分


 

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昭和40年代、僕が小学生の頃。上等な洋食はコース料理になって
いるという知識はありました。なんか、上等な洋食=フランス料理と
いう偏った認識が窺えますが^^; ちなみに当時はフレンチなんて
こじゃれた呼び名は知られてなくてフランス料理でしたね。そこまで
は知識としてあっても、その中身がどんなものかは全く知らず、
恐らくは分厚いステーキとか出てくるのかなくらいのイメージしか
ありませんでした。貧困な想像力だったよなぁ^^; まあそれも無理
からぬことで、一般庶民にとってフランス料理を目の当たりにする
ことなんて結婚式の披露宴にでもお呼ばれしなければまずないこと
でしたから。
そんな中、テレビから得た知識だった思うのですが舌平目のムニ
エルと呼ばれる料理があるらしいことを知り、それから長いこと僕
にとって舌平目のムニエルはフランス料理の代名詞的一皿になっ
ていました。そのくせ、舌平目がどんな魚なのか知らなかったという
のはご愛嬌です。
まさかそれから三十数年後、自分でそのムニエルを調理するよう
になっているとは当時は思いもしませんでした。料理は食べるもの
であって作るものではないと思ってましたから。
ムニエルは魚料理の一調理法です。ざっくり言うと、塩、コショウで
下味を付けた魚に小麦粉をまぶして焼いた料理。表面がパリッと
中はしっとり仕上がるのが身上です。使う小麦粉は薄力粉より強力
粉がお薦め。その方がパリッと感がよく出ます。
使われる魚はマスや鮭と言った淡水魚やスズキやウシノシタ(舌平
目)のような白身魚が多いですが、いかにも和風な魚のぶりなんか
を使っても美味しくできます。
 (1人分)

 ・ぶり
 ・バター
 ・サラダ油
 ・白ワイン
 ・ドライパセリ
 ・レモン(なければレモン果汁)
[下味パート]
 ・牛乳
 ・塩、ブラックペッパー
 ・強力粉

1切れ
12g(大匙1)
13g(大匙1)
適宜
適宜
くし形1個分

15g(大匙1)
少々
適宜
1.  ぶりに下味パートの牛乳を振って10分おきます。キッチンペーパーで水気を切って塩、ブラックペッパーをまぶし、茶こしを使って強力粉を薄く均等にまぶします。
2. フライパンにバターとサラダ油を入れて中火にかけ、バターが融けだしたらぶりを盛り付ける時に上になる方を下にして入れます。時々、スプーンで油を掬ってぶりにかけながら両面こんがり焼きます。
  • 食材にバターや油をかけながら焼く調理法をアロゼと言います。これをすることで表面の感想を防ぎ、綺麗な焼き色を付けることができます。
3. 2.の余分な油を折りたたんだキッチンペーパーで吸い取り、白ワインを振りかけます。蓋をして火を少し弱めて2〜3分蒸し焼きにします。
4. 蓋をとって火を強め水気を軽く飛ばせばできあがり。皿に盛りドライパセリを振ってレモンを絞って戴きます。
  
  • 白身魚のムニエルはパリッとした表面の中身が繊細な食感なのですが、ぶりはどっしりとした感じ。結構食べごたえがあります。
  • これ、お弁当のお菜に作ったのですが、振り返ってみると結構手間をかけてますね。我ながら感心しました。
  • 今回は変わり種の魚ということでぶりをチョイスしましたが、白身魚や鮭なども基本この手順で調理できます。


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