豚とキャベツの柚子胡椒炒め 難易度:★★☆ 調理時間:12分 |
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牛や豚のお肉を食べる文化は明治維新以降、文明開化の潮流に乗 って広まっていったと言われていますが案外江戸時代にもこっそ り食べる文化はあった模様。 ただ、殺生を禁じる仏教の影響が 強かったのであくまでこっそり。野鳥を捕まえて鋤(すき)を鍋 代わりにしてこっそり調理したのが「すき焼き」の原点と言われ ています。 それ以外の獣肉もおおっぴらにはできないので隠語 で呼ばれていました。「ぼたん」(猪)、「もみじ」(鹿)、「 さくら」(馬)などなど。なんか花札みたいですね(笑) ま、 それだけ「実は美味しい」とみんな知っていてこっそりでも何で も食べたかったのでしょう^^ 明治以降は一般の飲食店で肉料 理が供されるようになりますが豚肉を揚げたカツレツ(後のトン カツ)に生キャベツを合わせることを考案したのは銀座の煉瓦亭 さんだった模様。 元々、肉料理の付け合せに温野菜というのは 定番だったようですが日露戦争の影響で男手が足りなくなって手 間のかかる温野菜を作っている暇がない。そこでキャベツなら年 中出回っていて生でも出せるんじゃないかと白羽の矢がたったと いう経緯のようです。当時の生野菜は寄生虫の問題とかあったん じゃないかなとも思うのですが今更100年前の食中毒の心配を しても詮無いこと。とまれ豚肉にキャベツという組み合わせはす っかり定着しました。 煉瓦亭のご主人がそこまで考えたわけで はないでしょうけどキャベツに含まれるキャベジン(ビタミンU )は胃の粘膜を修復し、胃の働きを高めて油分の消化・吸収を助 けてくれる効果があるので栄養学的にも理にかなっている組み合 わせなのです。 ということで21世紀のとあるランチタイム。 豚肉にキャベツを合わせてこんな料理を作ってみました。 | |||||||||||||
(2人分) | |||||||||||||
・豚肉(とんかつ用) ・キャベツ ・椎茸 ・ごま油 ・サラダ油 [豚肉の下味パート] ・塩、ブラックペッパー ・おろしにんにく ・おろし生姜 ・濃口醤油 [調味料パート] ・酒 ・濃口醤油 ・柚子胡椒 ・塩、ブラックペッパー |
2枚 3枚 2本 6g(大匙1/2) 6g(大匙1/2) 少々 ひとかけ分 ひとかけ分 9g(大匙1) 7.5g(大匙1/2) 18g(大匙1 小匙1/2 少々 |
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