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     豚ガツの刺身
難易度:★★☆ 調理時間:9分


 

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1960年(昭和35年)の夏──落花生(ピーナッツですね)
の市場価格が1俵(60kg)あたり6000円から10000
円に跳ね上がったそうです。この記事だけ読むと「何その珍事?
」ってなりそうですが背景を知ると「そういうことね」と納得し
ちゃいます。 その年、それまでじわじわ伸びていたビールの需
要が爆発的な売り上げを記録しました。気象庁の記録を見ると連
日30度超えの暑さが続いた夏だったみたいで無理からぬことか
な。で、ビールを飲むとツマミが欲しくなる。当時の定番おつま
みがピーナッツだったので時ならぬピーナッツ需要が発生したの
だとか。 それから21年後の1981年。20〜40代のサラ
リーマンを対象に取られた「好きなビールのおつまみは?」とい
うアンケートではトップ3が「枝豆、焼き鳥、フライドポテト」
だったとか。この20年の間におつまみの定番はピーナッツやす
るめから枝豆、フライドポテトと微妙に洋風にシフトしたようで
すね。そのシフトの理由は飲むお酒が日本酒、焼酎からビール、
ウィスキーにシフトしたことが大いに影響している気がします。
ちなみに明治32年に日本初として開業した恵比寿ビアホール
が最初に出したおつまみは短冊状に切った大根だったとか。本場
ドイツでラディッシュをつまみにしているというのに倣ったので
すが不評。その後も蕗や海老の佃煮などが売られたそうですがビ
ールに合う合わない以前に場の雰囲気に合わないと1カ月で販売
中止。以降はおつまみなしでビールだけを黙々と飲む店になった
とか。なんかそれはそれで寂しい。 かように酒と肴(さかな)
=つまみは切っても切れない縁で酒を飲む時はつまみが欲しくな
るのが人情。ただその定番は時代とともに移り変わっていくもの
のようです。さてさて20年後、2044年頃にはどんな料理が
お酒の友になっていることやら。けっこう興味津々だったりしま
す。もしかしたら今はまだ僕らが口にしたことがないような料理
だったりしたら面白いだろうな。 反面、定番とは言えないけれ
ど一口食べればお酒が欲しくなる料理というのもあります。 例
えばこの料理なんかもそう。ガツは豚の胃袋ですがコリコリした
食感がクセになります。これを茹でて醤油ダレで和えた料理は…
…ビールや日本酒が欲しくなるな。
 (1人分)

 ・豚ガツ
[煮汁パート]
 ・水
 ・酒
 ・生姜スライス
 ・白ネギの緑色の部分
[調味料パート]
 ・濃口醤油
 ・ごま油
 ・おろし生姜
 ・おろしにんにく

100g

500g(カップ2.5)
10g(小匙2)
2、3枚
10cm

9g(大匙1/2)
4g(小匙1)
ひとかけ分
ひとかけ分
1.  [煮汁パート]を小鍋に入れて強火にかけ沸騰させます。待っている間にガツは食べやすい大きさに切ります。お湯が沸いたら[煮汁パート]の残りとガツを加えて再度沸騰させそのまま蓋をせずに中火で3分茹でます。
  • 生姜、ネギは切らずにそのまま鍋に入れます。
2. ガツを茹でている間に小ぶりのボウルに[調味料パート]を合わせてよく混ぜておきます。
3. 1.をざるに揚げてガツの水気をキッチンペーパーでよくふき取ります。これをそぎ切りにします。一緒に茹でた葱、生姜は細切りにします。
4. 3.を2.のボウルに加えてよく和えればできあがり。
  
  • コリコリした食感がなんともヤミツキになります。逆に言うと咀嚼するのにちょっと力が要るので子供ウケはしないかも。やはりお惣菜というよりはおつまみ、酒肴向けの1品ですね。
  • お好みで七味唐辛子を振ってピリ辛にするのもありです。おでん風に和辛子を付けながら食べるのも乙なものかな。
  • 醤油の代わりにポン酢を使ってみましたがちょっと味が弱かったです。醤油辛いのが苦手という方は醤油(18g(大匙1))、酢(10g(小匙2))、砂糖(6g(小匙2))で甘酢和えにする方が吉かなと思います。酢をレモン果汁に変えるのはありですよ。


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