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     豚肉の竜田揚げ
難易度:★★☆ 調理時間:40分


 

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豚肉の唐揚げと聞くと浦沢直樹のマスターキートンのエピソード
を思い出します。 ロンドンにある中華飯店。その店の料理はど
れも絶品なんだけど豚の唐揚げは別格。どうやったらあんな味が
出せるのかというのは謎に包まれていました。 ひょんなことか
らその店の見習いコックと店長の娘の恋路を助けることになった
主人公がそのレシピの秘密に迫ります。 ネタバラシをしてしま
うとその唐揚げのレシピの秘密とは……隠し味に入れたウィスキ
ーを使っていること。これを少し加えるだけで衣が格段に香ばし
くなると表現されていました。 で、僕も試してみましたが正直
びみょー(笑)。揚げ物の温度は高温ですからウィスキーの風味
って飛んじゃうんですよね。 ただ、作劇上は非常に巧い演出だ
ったと思うのです。中国生まれの唐揚げとイギリス生まれのウィ
スキーの好相性(マリアージュ)。それぞれ単独ではありえない
味が生まれるというのは、中国生まれの娘とロンドン生まれの見
習いコックの恋の行く末を粋に暗示しています。 過日、「異世
界居酒屋のぶ」でその懐かしい豚の揚げ物に出会いました。店の
入口が中世ヨーロッパ風異世界につながってしまった日本の居酒
屋。そこの店主に弟子入りした異世界の青年が店主から一つの
課題を渡されます。 豚肉を使って今夜出す1品を作ってみろ。 店
主は彼が揃えた食材から豚のしょうが焼きを作るのだろうと想像
していたのですが彼が作ったのは生姜焼きの下味を付けた竜田揚
げでした。 その発想は正直なかった──と店主は感心します。
豚肉に生姜とくれば僕らはどうしても生姜焼きを思い浮かべちゃ
いますが和食に疎い異世界の青年だからこそ思い付けた自由な発
想──豚肉の下味に異国の酒のウィスキーを使うというアイデア
にどこか相通ずる物を感じました。
 (2人分)

 ・豚ヒレ肉
 ・片栗粉
 ・揚げ油
[つけダレパート]
 ・濃口醤油
 ・酒
 ・おろし生姜

200g
適宜
適宜

18g(大匙1)
15g(大匙1)
ひとかけ分
1.  豚肉は1cm厚の小口切りにします。これをビニール袋に入れて[つけダレパート]を加え空気を抜いて口を結び30分漬け込みます。
2. 揚げ油を180度に温めます。待っている間に1.をザルに揚げて水気を切り片栗粉をまぶします。
3. 揚げ油が温まったら豚肉の半量を入れます。10秒揚げたらかす揚げで掬って10秒空気に晒すという手順を3分繰り返せば揚げ上がり。残り半分を同じ手順で揚げます。
  • 一度にたくさん投入すると油の温度が下がってしまいますので2度に分けて揚げましょう。
  
  • にんにくは使わず生姜風味の醤油味。めっちゃ病みつきになる揚げ物ですよ。
  • 表面はサクサク中はしっとりに仕上がりました。コツはこまめに空気に晒しながら揚げること。面倒でもこの手順は守ってください。
  • 肉の部位は柔らかいヒレ肉がオススメ。けど他にももも肉(酢豚用に切ってあるやつが楽ちん)やロース(とんかつ用のお肉をカットすれば簡単)でも美味しくできます。


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