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	豚天(ぶたてん) 難易度：★★☆ 調理時間：１０分		Tweet		(過去の『特集』情報） 「おせち料理特集(２０１３年バージョン)」  (過去の新着情報)   　姉妹サイト「Gの書斎」 　ツイッター 　携帯版「Ｇの食卓」 　携帯版「Ｇの書斎」   アフィリエイト・SEO対策
	いいことなのか、悪いことなのか、わからない。でも多くの人間 がそうであるように、俺もまた自分の生まれた街──神戸で育っ た。 往年の名作劇場アニメ「オネアミスの翼」風にいうとそう なるのでしょうか。僕は神戸生まれの神戸育ち。家を出たのは岡 山大学に進学した１８の年でした。 初めての一人暮らしは何も かもが新鮮でしたが外食という体験もなかなか刺激的でした。そ れまでは１日３食、母が作った料理を食べる毎日だったのがお店 に行って知らない人が作った料理を食べる。もちろん、高校生ま でも買食いすることはあったけど生きるためにテーブルに着くの はまた別物と感じました。 いろいろな店でいろいろな思い出が ありますが忘れがたい店の一軒にボリュームがウリの中華飯店が ありました。いわゆる町中華と呼ばれるたぐいの店で大抵のおか ずが定食形式で供されていました。つまり、ご飯、スープ、メイ ンのおかずの３点セットで出てくるスタイルです。ところが…… 洗面器かと見まごう器にご飯が盛られて出される。洗面器かと 見まごう器にスープがなみなみと注がれて出される。ここまでで もうお腹いっぱいなところにメインのおかずがひときわでかい器 に山盛りで出てくるのです。 そういえば先輩が酢豚定食という その店でもヘビーなメニューに挑戦して翌日、入院したなんて事 件がありましたっけ(をい)。 そんなヘビーな献立の中でも初 心者が頼むべきライト目なメニューは何かというと、「豚天定食 」じゃないかと仲間内では言われていました。 ま、ご飯やスー プの量は変わらないのですがおかずはなんとか食べ切れる分量だ ったのです。 ２０２１年、尼崎に越してきて商店街の中の中華 飯店にて。メニューを見ると懐かしの「豚天」の文字。その日は 炒飯を食べると決めていたので見送ったのですが後日、懐かしさ のあまり自作してしまいました。
	（２人分）
	・豚ヒレ肉 　・塩、ブラックペッパー 　・天ぷら粉 　・水 　・揚げ油	200g 少々 20g 天ぷら粉のパッケー ジの指示に従う 適宜
	1.  天ぷら粉は水で溶いて冷蔵庫のチルドで１０分急冷します。ヘレ肉は１cm厚のそぎ切りにして塩、ブラックペッパーをまぶしておきます。 2. 揚げ油を１８０度に温めます。ヘレ肉に天ぷら粉をまぶします。 天ぷら粉は冷やすと粘りが強くなって絡みやすくなります。 3. 揚げ油が温まったら豚肉を投入します。菜箸の先に天ぷら粉を付けて豚肉に落としていき衣を厚くします。１分３０秒でひっくり返してトータル３分揚げればできあがり。
	ふわっと軽く揚がるのでいくらでも食べられる気になりますよ。 オススメの部位はヒレ肉(ヘレ肉)。柔らかくてジューシーです。生姜焼き用のお肉(ロース)も悪くないのですがやっぱり高いだけのことはあるなと感じさせてくれる部位です。 付け合せの定番はキャベツにウスターソース。けど、マヨネーズも捨てがたい。もちろん、トマトや胡瓜などサラダになりそうな野菜ならなんでもありですよ。

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