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     豚バラ肉とほうれん草のオイスターソース炒め
難易度:★★☆ 調理時間:20分


 

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小学校の頃、何がどうしてそんな宿題が出たのか経緯は不明で
すが夏休みの宿題に「夏休みの出来事を曲にしてみましょう」な
んて宿題が出ました。 断っておきますが僕が通っていたのは普通
の公立小学校で音楽に特化した英才教育の学校でもなんでもあ
りません。作曲法のいろはすら教わったことがない児童にいきなり
作曲してみましょうとはむちゃぶりも良いところでした。意地の
悪い見方をすれば宿題を出した先生も作曲法なんてろくにご存じ
なかったのではなんて振り返って思います。 とりあえず白紙の
五線譜を用意しましたが何日経っても一小節どころか一音も埋ま
らず眉間にしわを寄せて真っ白な紙に印刷された罫線を眺めてお
りましたっけ。 この宿題の顛末はよく覚えていないのですが確
か、最終的にはなんかリコーダーを吹きながら思いついたメロデ
ィを拾って譜面を埋めてお茶を濁したような気がします。 似た
ような宿題は他にもあって真っ白な画用紙を渡されて「好きに絵
を描きましょう」だの新品の原稿用紙を渡されて「今の気持ちを
文章にしてみましょう」だのなんの罰ゲーム? と訊き返したく
なるような課題がちょくちょく出されていたなぁ。あれはなんだ
ったんだろう。 とまれ大人になったらそういった無茶な課題か
らは解放されると思っていたのですがどうやら必ずしもそうでは
ないらしい。世の主婦たちを悩ませる悪魔のワードが家族の口か
ら吐かれることがあったりするのです。「今日の晩御飯なにが食
べたい」とお母さんが聞いた時に返されるあの言葉です。 「な
んでも良いよ」 なんでも良い──つまり晩御飯の可能性は無限
大……と言えば聞こえは良いですが白紙の画用紙を渡されて「な
んか絵を描いてみて」と言われるのとなんら変わってないじゃん
。 献立づくりが苦手という主婦の方が夕飯の献立を考えていて
ドツボにハマる一番の原因はこの白紙状態じゃないかしらんと思
うんですよね。 これがぬり絵なら最初から絵が描いてあるので
色を付けていくのはまだできると思うのです。けど真っ白な紙に
線を入れるというのは絵が得意な人でもなかなか勇気がいること
。ましてや絵の描き方に関する知識がない人だったらなおのこと
です。 けどね絵でも料理でもその描き方、作り方は無限に見え
て無限じゃないのです。ちゃんとセオリーがあってそれを無視し
てむちゃくちゃにしてみても良いわけじゃありません。 料理で
言えば料理の構成要素はざっくり3つです。主食材(その料理で
主役になる食材)、副食材(脇役、付け合わせになる食材)、調
味料(食材に味を付けるもの──調理段階で絡めてしまう場合も
あればソースのように仕上げにかけるもの、スープのように食材
を浸すスタイルのものなどがあります)──この3つを何にするか
をこの順番に決めて行けばおのずと料理の全体像は決まってくる
のです。 とある夕方。夕飯の献立を考えていて冷蔵庫を覗くと
豚バラ肉が残っているのを発見。ではこれを主食材として、副食
材は何か野菜を……野菜室にほうれん草を発見。ではどんな味
付けにするか……今日は中華料理が食べたい気分なので濃厚な
オイスターソースを主軸にしたソースでどうだろう。 こうしてまた
夕飯のおかずがひとつ決まったのでした。
 (1人分)

 ・豚バラ肉スライス
 ・ほうれん草
 ・玉ねぎ
 ・水溶き片栗粉
[煮汁パート]
 ・水
 ・オイスターソース
 ・濃口醤油
 ・豆板醤
 ・砂糖
 ・蜂蜜

50g
2株
1/4個
4g分

70g(70ml)
9g(大匙1/2)
6g(小匙1)
3g(小匙1/2)
3g(小匙1)
7g(小匙1)
1.  豚バラ肉は食べやすい大きさに切って冷たいフライパンに重ならないように並べます(肉から脂が出るのでサラダ油は不要です)。これを弱火にかけて10分焼きます。肉をひっくり返して更に5分焼きます。玉ねぎは細切りにしておきます。
2. 1.をやっている間にほうれん草を茹でる湯(分量外)を沸かします。ほうれん草は茎と葉に切り分けておきます。湯が沸いたら茎を投入して2分茹で更に葉を投入して1分茹でます。これをざるに揚げて流水をかけて粗熱を取ります。これを絞ってざく切りにします。
3. 1.のフライパンにほうれん草、玉ねぎを加えて中火で1分しっかり炒めます。これに[煮汁パート]を加えて火を強めます。煮汁が煮詰まってきたら水溶き片栗粉を3、4回に分けてとろみを付ければできあがり。
  
  • めっちゃ定番の中華風味なのですが甘辛好きな関西人の琴線に触れる味です。やっぱり甘いは旨いだな。
  • 豚バラ肉は冷たいフライパンから弱火でゆっくり焼くと脂が抜けてカリカリになります。食感が面白いので時々この技を使います。
  • ほうれん草は茹でて流水で洗うことでシュウ酸が抜けるので独特のえぐみを抑えることができます。ただ茹で時間が長いと他の栄養分も抜けてしまうのでほどほどに。
  • 手持ちがあればにんにく、生姜のみじん切りを加えるとより中華っぽい味付けになります。あと辛いのが苦手な方は豆板醤を抜いてください。
  • 仕上げに味噌を3g(小匙1/2)くらい加えるとコクがぐっと増しますよ。


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