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	バターチキンカレー 難易度：★★☆ 調理時間：７０分		Tweet		(過去の『特集』情報） 「おせち料理特集(２０１３年バージョン)」  (過去の新着情報)   　姉妹サイト「Gの書斎」 　ツイッター 　携帯版「Ｇの食卓」 　携帯版「Ｇの書斎」   アフィリエイト・SEO対策
	昔、広島に長期出張をしていた頃、仲良くなった知人から「東京 に出張することがあったらどん兵衛買ってきて」と頼まれたこと がありました。 「どん兵衛って、あのどん兵衛？」 「うん、 日清のどん兵衛」 なんでわざわざ？　と訊いたのですが、味が 違うらしい。日清食品は西日本と東日本でうどんのスープの味を 変えているということを初めて知りました。同じ料理でも土地柄 によってそこに住む人の嗜好に合わせる気概にプロを感じました ね。 話変わって清の時代に上海のレストランでパイナップル入 り酢豚が考案されました。なんでパイナップル？　と思っちゃい ますが理由はわりとしょうもなくて当時高級フルーツだったパイ ナップルを使うことで英国人ウケを狙ったらしい。今では意味の ないことですがアンチの誹りもなんのその、そのままパイナップ ル入り酢豚という伝統は活きています。 更に話は変わってカレ ーの話。ヒンドゥ語ではムルグマカニ、日本ではバターチキンカ レーの名前で知られる料理は本場インドの家庭ではほとんど食べられることがないそうです。けど、レストランに行くとメニュー に載っている店が多いとか。 この料理は元々、残り物のタンド リーチキンをバターとクリームをたっぷり使って煮込んだまかな い的なものだったらしいのですが、植民地時代から住んでいる英 国人のウケが非常に良かったらしい。で、英国人がよく行くレス トランでは定番メニューになったのだとか。 飲食店の料理はあ くまでもお客様ファースト。何が好まれるか、何を求められてい るのか、店主はずっと考え続けているんだなぁと思えるエピソー ドです。
	（２人分）
	・鶏むね肉 　・玉ねぎ 　・バター 　・カレールウ [漬け込みパート] 　・ヨーグルト 　・カレー粉 　・おろし生姜 　・おろしにんにく [スパイスパート] 　・ガラムマサラ 　・ターメリック [煮込みパート] 　・トマト缶 　・水 　・牛乳 　・砂糖	1枚 1/4個 15g 1/4箱 40g 小匙1 ひとかけ分 ひとかけ分 少々 少々 150g 250g(250ml) 50g(カップ1/4) 6g(小匙2)
	1.  鶏肉は８等分くらいに大きめに切って[漬け込みパート]と合わせ冷蔵庫に入れて１時間漬け込みます。玉ねぎはみじん切りにします。 2. 鶏肉の漬け込みがラスト１０分になったら鍋にバターと玉ねぎを入れて中火にかけ玉ねぎが透明になるまで炒めます。これに[スパイスパート]を加えて１分炒めます。 3. ２．に[煮込みパート]を加えてひと煮立ちさせ、火を弱火にして５分煮込みます。 4. ３．に鶏肉をつけ汁ごと加えます。更にカレールウを加えて１０分煮込めばできあがり。
	甘くマイルドなカレーです。これなら辛いカレーが苦手な人でも大丈夫。味は濃厚なコクがあるので１ランク上の高級感を楽しめます。 ちょっと奮発して牛乳を生クリームに替えると更に濃厚でリッチな風味が楽しめますよ。 バターチキンカレーは元々は残り物のタンドリーチキンを転用してできたまかない料理でした。もしお家でタンドリーチキンを作って漬け汁を持て余したらいつものカレーにバターと一緒にプラスしてみてください。即席のなんちゃってバターチキンカレーが楽しめますよ。

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