チキンとキャベツのガーリック炒め 難易度:★★☆ 調理時間:15分 |
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野菜炒めは今でこそありふれた夕飯のおかずですが案外、歴史は 浅くて家庭に浸透したのは太平洋戦争後、高度成長期の1950 年代から60年代だそうです。 ま、調理法を考えれば分かる話 ですが、それ以前は野菜炒めに限らず一般家庭で炒め物を作るに は2つ足りないものがあったのです。 ひとつは高火力を安定供 給できるコンロ。かまどに薪をくべる調理法は煮炊きには向いて いても炒めるという調理法には向きませんでした。第一、一般家 庭には鍋はあってもフライパンは普及していなかったのです。 そしてもうひとつは油。炒め物には欠かせないアイテムですが戦 前は高かったそう。高度成長期に安価な植物油が売られるように なって初めて炒め物という調理法が普及したと言えます。 炒め ものの味付けといえば洋食の世界なら塩一択な気がしますが、日 本の場合は多彩な調味料が選択できました。塩炒め、醤油炒め、 味噌炒め。ほぼラーメンの味と同じ種類の調味料が手軽に使えた のでそれぞれの味付けが浸透していきました。 やがて、COO K−DOのように炒め物専門の合わせ調味料が登場し、鶏ガラス ープの素やオイスターソースなどそれまでは一般家庭になかった 中華調味料が普及するに至って炒めものの味付けは百花繚乱状態 になりました。 味だけではなく香りの進化もめざましく使う油 をごま油にしてみたり、バターにしてみたり、おろしにんにくを 加えてみたり……日本人ってホント料理の研究には貪欲ですよね 。 この料理などもそんな炒め物の進化系のひとつ21世紀なら ではの調味料と風味をぜひ堪能くださいな。 | |||||||||||||
(1人分) | |||||||||||||
・鶏もも肉 ・キャベツ ・揚げ油 [下味パート] ・おろしにんにく ・塩 ・片栗粉 [調味料パート] ・鶏ガラスープの素 ・粗挽きブラックペッパー |
150g 数枚 適宜 ひとかけ分 ひとつまみ 9g(大匙1) 小匙1 少々 |
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