竹輪とわかめのチキンラーメン 難易度:★★☆ 調理時間:5分 |
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袋入りのインスタントラーメンが登場した当時は物珍しさもあっ て特別なごちそうと考えるご家庭がけっこうあったそうです。1 食分のラーメンをお母さんと小さな子供が分けっこして食べるな んてのも珍しくなかったとか。 けど年月が経つにつれ、珍しく もなんともない食べ物になってお値段が安いことから貧乏学生が すする食べ物みたいな貧相なイメージが定着しました。このイメ ージを定着させる一翼を担ったのは松本零士の「男おいどん」( 1971−1973)じゃないかなと僕は睨んでおります^^; 主人公の浪人生の好物がラーメンライスだったんですよね。 その後、80年代になると中華三昧(明星食品)に代表される高 級袋入りラーメンが登場します。余談ですが高級袋入りラーメン はけっこういろいろなメーカーが出していて「華味餐庁(カミサ ンチン)」(東洋水産)、「麺皇(メンファン)」(日清食品) 、「楊夫人(マダムヤン)」(ハウス食品)、「桃李居(トウリ キョ)」(サンヨー食品)なんてのがありました。 けど、高級 袋入ラーメンにはひとつ欠点があって、何も具材を載せずにすす る「素ラーメン」にすると麺とスープの味がなまじ高級っぽい分 、余計に貧相に感じちゃうのです。 「もしかして着目するのは 麺やスープの高級化ではなく、どうアレンジするか。あるいはど んなトッピングを使うかではないだろうか」と気づいた人がいた のでしょう。袋入りラーメンをアレンジしたりトッピングに凝る という文化が密やかに生まれました。そのアレンジの情報がイン ターネットの普及で爆発的に交換されるようになり、いまやネッ トの海にはラーメンアレンジのレシピが氾濫しまくっております 。料理の基盤はあの袋入ラーメン──スタートラインが等しく平 等で、そこから如何に高みに到達できるかを競うのがラーメンア レンジの面白さ。誰も見たことも聞いたこともない料理がまだま だ誕生しそうです。 | |||||||||||||
(1人分) | |||||||||||||
・チキンラーメン ・ちくわ ・乾燥わかめ ・刻みネギ ・すりごま |
1袋 1本 ひとつまみ 少々 大匙2 |
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