TOP >> Gのレシピ集 >> ご飯もの >> 中トロ丼
            

     中トロ丼
 難易度:★★☆ 調理時間:5分
(ヅケにする時間は含めていません)


 

このエントリーをはてなブックマークに追加
 (過去の『特集』情報
「おせち料理特集(2013年バージョン)」
 (過去の新着情報)
 
 姉妹サイト「Gの書斎」
 ツイッター
 携帯版「Gの食卓」
 携帯版「Gの書斎」
 
アフィリエイト・SEO対策
 
 
「大魚(おふを)よし」という言葉はあまり耳になじみがありませんが
、鮪(まぐろ)の枕詞なんですって。マグロは日本人にとても馴染の
ある魚で食用の歴史は縄文時代に遡るそうです。
が、中世では不人気になっていて下級の貧困層しか食べなかった
ようです。当時の呼び名シビという名前が「死日」に繋がるなんて
験担ぎもされたみたいですが恐らくそれは後付け。冷蔵技術のな
かった当時は持て余しものだったようですね。小さな魚なら生簀で
泳がせて日持ちさせるという方法も当時からあったみたいですが、
さすがにあの大きさでは無理。干物にすると、とんでもなく硬くなる
のでこれも無理。結果、塩漬けにするのですが味が落ちるのが
早かったというのが一番の理由のようです。
江戸中期、醤油が一般に普及しヅケが考案されることによってマグ
ロは安い寿司ネタとして脚光を浴びます。更に1810年に大豊漁
がありそれを後押しした模様。
ただ、当時料理屋で出されたのは赤身のみトロは脂っこいと敬遠
されたようです(屋台では売られていたようですが)。トロが珍重され
るようになったのはずっとあと、昭和三十年代に洋食文化が入って
きて脂っこい肉食が当たり前になってからのようです。トロ好きの
人が江戸時代にタイムスリップしたら大歓喜でしょうね。
自分的には中トロが赤身と脂身のバランスが一番良くて好きです。
いつも行く魚屋さんで中トロがちょっと安かったので衝動買いしちゃ
いました。ただ、100gは単品で食べるにはちと物足りない量。なの
で、こんな丼にアレンジしてみました。
 (2人分)

 ・マグロ中トロ
 ・茗荷
 ・大葉
 ・白すりごま
 ・寿司飯
[ヅケパート]
 ・濃口醤油
 ・味醂
 ・刻み生姜
 ・刻み葱

100g
1/4本
1枚
適宜
1膳分

12g(小匙2)
12g(小匙2)
スライス1枚分
少々
1.  マグロは薄目の短冊に切ります。[ヅケパート]を合わせてよく混ぜ、マグロを加えて30分ほど漬け込みます。
2. 茗荷はみじん切りに大葉は糸切りにします。
3. 丼にご飯と寿司酢、茗荷を合わせてよく混ぜ込みます。上面を平らに均します。
4. 3.にマグロを敷き詰めるように盛り付けます。残った[ヅケパート]を回しがけ、すりごまを振りかけ、大葉をちょんと載せればできあがり。
  
  • 漬け汁に生姜、ネギを加えることで程よく身のくどさを和らげています。更に茗荷入りの寿司飯、糸切り大葉が清涼感を演出。すり胡麻の香ばしい香りも楽しい。結構、出来の良い丼になったな。
  • ちょっと贅沢ですけど、中トロの代わりにローストビーフでやっても美味しいと思います。その場合は寿司飯自体におろしわさびを混ぜ込んでおくと良さそう。
  • ごますり器をお持ちならできればごまは食べる直前に粗くすって振りかけて下さい。食感が格段に上がります。


本サイトの著作権は全てサイトマスターに帰属します。本サイトの転記は、ご遠慮願います。

inserted by FC2 system