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     海老あんかけ蕎麦
難易度:★★☆ 調理時間:23分


 

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豚肉をよく食べる沖縄の言葉にこんなのがあります。 「豚は鳴
き声以外は全部食べられる」 要は全部食べられるという意味の
言葉なのですが実際、しっぽですら煮込んでテールスープにして
戴くとか。要は「もったいない」という思想に基づくものだと思
うのですがそれは「食材を捨てるなんてもったいない」というや
や消極的なものではなく「そんな美味しいところを捨てるなんて
もったいない」という食い意地の張ったより積極的なもったいな
い思想のようです。 普通は捨ててしまう部位もその美味しさを
知っている人からすれば「なんてもったいないことをするんだ」
とストップをかけたくなる──なんてことは案外あるようです。
例えばかぼちゃの種。ワタと一緒に捨ててしまう人が多いと思
いますがあれは栄養分の塊です。その小さな粒に詰まった実の
成分を吸収して芽吹くのですから当たり前といえば当たり前。実
はパンプキンシードと呼ばれてお店やネットで結構な高値で売ら
れていたりするものなのですよ。用途は炒って殻を剥いて食べた
りお菓子にしたりもします。 あるいは鰻の骨。僕のよく行く魚屋
さんでは20尾分くらいのパックが50円くらいで売られていま
す。なかなか誰も手を出さないようでいつもぽつねんと棚に残っ
ているのを僕は嬉々として買って帰るのですがこれは低温の油で
根気よく素揚げにすると最高に旨いツマミになります。150度
で30分くらいかな。骨はもろくなってお煎餅のようにパリパリ
食べられます。これに塩や粉山椒などを振るとお酒が進む進む。
同じような理由で海老の殻も捨てるにはもったいない部位です
。海老自体けっこう良いお値段がするのであまり買わないのです
がそれでも買った限りは最大限利用しなければもったいない。何
より海老の殻みたいに最高に旨い出汁が挽ける部位を捨てるな
んて罰が当たるくらいもったいない。 ということで剥いた殻はビ
ニール袋にストックして冷凍保存してあります。 で、たまにこ
んな麺料理が食べたくなった時に活躍してもらっているのです。
 (1人分)

 ・蕎麦
 ・刻み葱
[出汁パート]
 ・海老の殻
 ・鰹出汁
 ・酒
[餡パート]
 ・[出汁パート]で挽いた出汁
 ・むきエビ
 ・なめこ又はしめじ
 ・蕎麦の本返しまたはめん
  つゆ
 ・おろし生姜
 ・水溶き片栗粉
[つゆパート]
 ・[出汁パート]で挽いた出汁
 ・カットトマト
 ・塩
 ・蕎麦の本返しまたはめん
  つゆ

1束
少々

20尾分くらい
500g(カップ2.5)
50g(カップ1/4)

150g(カップ3/4)
数尾
数本
小匙1

ひとかけ分
9g分

残り分
70g
2g(小匙1/3)
小匙1

1.  小鍋に[出汁パート]の海老の殻を入れて弱火にかけ2分ほど色が赤く変わるまで煎ります。これに[出汁パート]の残りを加えてひと煮立ちさせ蓋をせずに弱火で10分煮出します。これを裏ごし器などで濾して出汁のベースにします。
2. 蕎麦を既定の通り茹でて流水で〆ます。
3. 2.と並行して[餡パート]の水溶き片栗粉以外を小鍋に合わせて強火にかけます。これに水溶き片栗粉を少量ずつ加えていきとろみを付けます(とろみを付けている間火は止めません)。
  • 水溶き片栗粉は一度に加えるとダマになるので小さめのスプーンなどで掬って少量ずつ加えて都度よく混ぜましょう。
4. 2.、3.と並行して[つゆパート]を鍋に合わせてひと煮立ちさせておきます。
5. 丼に蕎麦を入れて4.を注ぎその上から3.を水面に載せるように盛り付けます。仕上げに刻み葱を散らせばできあがり。
  
  • ゴリゴリに挽いた海老出汁の香りがたまりません。やっぱ海老の殻を捨てるなんてもったいない! と思える一杯です。
  • つゆにはトマトの酸味を餡にはおろし生姜の清涼感を加えて二層構造にしてあります。最初は別々に口に入れて楽しみ最後はざっくり混ぜて生姜とトマトのコラボを満喫してください。
  • お好みで柚子胡椒やおろし山葵をトッピングすると良いアクセントになってまた楽しいですよ。
  • 蕎麦をうどんにしても美味しくいただけます。変わったところでは中華麺を使うと上品なラーメンとしても楽しめますよ。


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