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     鰹のアラのステーキ
難易度:★★☆ 調理時間:37分
(血抜きをする時間は含めていません)


 

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ステーキと言う言葉に昭和生まれの僕は特別なイメージを持って
います。 熱い! 旨い! 肉肉しい! そして、高価で高級な
ごちそう! そういえばこんな思い出があります…… 地下鉄サ
リン事件が起きた年ですから1995年。もう30年近く前の話
になります。僕はとあるプロジェクトに参加していて松阪市に長
逗留していました。 「いっぺんくらいステーキが食べたいよね
」 誰が言い出したか忘れましたがプロジェクトの仲間とステー
キハウスに繰り出したことがありました。 「高い……」 誰も
口に出しては言いませんでしたがメニューを見た途端に寡黙にな
った仲間を見れば何を考えているかは一目瞭然でした。で、けっ
きょくみんな一番安いサービスステーキというのを頼んでいまし
た。僕はと言うと「サービスステーキはお値段なりの味でお値段
なりに硬いに違いない」と踏んでひとりでビーフシチューを頼み
ました。 ちょっと残念な感じの顔になっている仲間の顔を見な
がら戴くビーフシチューは柔らかく煮込まれていてそれはそれは
……って良い性格してたな。 かくいうほどにステーキは高い!
 というのが昭和生まれの僕の印象なのです。 ところが過日、
近頃よく行く近所の八百屋でカツオのアラを発見。なぜ八百屋で
魚を売っているのかは謎ですがそういう店なのです。で、カツオ
のアラのお値段は…… たっぷり入って1パック50円。 買い
ましたとも。マグロやカツオのアラはしっかり血抜きすれば獣肉
に負けない最高のごちそうになるのです。 かくしてその夜。松
阪牛に憧れた時代から30年。当時の物価でもありえないステー
キが我が家の食卓を賑わしたのでした。
 (1人分)

 ・カツオのアラ
 ・にんにく
 ・生姜スライス
 ・オリーブオイル
 ・焼肉のたれ
 ・赤ワイン
 ・粗挽きブラックペッパー

150g
ひとかけ分
2枚
8g(小匙2)
27g(大匙1.5)
15g(大匙1)
少々
1.  カツオのアラは冷水に浸けて時々水を替えながら冷蔵庫で半日置いて血抜きをします。
2. 1.のカツオの水気をキッチンペーパーでしっかり拭き取り焼肉のタレと千切りにした生姜に30分漬け込みます。
3. 2.を待っている間ににんにくは厚めにスライスしてフライパンにオリーブオイルと合わせ弱火できつね色になるまで焼きます。これを小皿に取っておきます。
4. 3.のフライパンを強めの中火にかけてカツオのアラを浸け汁、生姜ごと投入し焼き色が付くまで焼きます。これに赤ワインを振って蓋をし、3分蒸し焼きにします。
5. 4.の蓋を取り水気がほぼなくなるまで焼けばできあがり。お皿に盛って粗挽きブラックペッパーを振り、3.のにんにくチップをトッピングして戴きます。
  
  • 骨が多いのが難点ですが味はめっちゃ美味しいです。マグロのアラもそうだったけど風味は魚というよりは獣肉に近くまさにステーキって感じです。
  • 血抜きが浅いと生臭いのでしっかりめに血抜きするようにしてください。時間はかかるけど手間は水を交換するくらいで、たいしてかかりません。
  • 今回は手持ちの焼肉のタレを使ってみましたが市販のステーキソースを使うとまた違った美味しさになりますよ。
  • 焼肉のたれのかわりに醤油、酒、おろし生姜に漬け込んで焼く時に砂糖を加えればまんまかつおの生姜焼きになります。


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