鰹にマヨネーズ 難易度:★★☆ 調理時間:5分 |
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美味しんぼという漫画のストーリーをピリッと引き締める役割の 一端は間違いなく海原雄山という登場人物が背負っていたと思い ます。 歯に衣着せぬ物言いで相手を罵倒する様は横暴そのもの ですが言ってることは理にかなっているので言われた相手は言い 返すことも出来ない──読者はその悔しさを共有してフラストレ ーションを溜めさせられます。 そして最後の最後に主人公がそ んな海原雄山に一矢報いることで胸のすく思いを味わえるという のが定番のストーリー構造。まさに水戸黄門を地で行くようなス テロタイプ(典型)っぷりでした。 けど、作品の初期の頃はま だその典型が未完成だったのか筆が滑ったとしか思えない行き過 ぎた言動も散見されます。 海原雄山がすき焼きやしゃぶしゃぶ をこき下ろした回については業界から強い抗議が行ったとか。ま 、それはそうでしょう。それで商売をしている人からすれば誹謗 中傷以外の何ものでもありませんから。 同じくフランスの名門 レストランが日本に進出してきたセレモニーでも名物の鴨料理を 戴くのに伝統的な「鴨の血のソース」を下げさせて持参のわさび 醤油で食べて見せるのですがリアルなら叩き出されても文句が言 えない所業でした。 言うまでもないことですが、旨い、まずい 以前の話として大勢の前で店に恥をかかせるような言動は良い大 人なら控えて然るべきです。 このパフォーマンスを通じて海原 雄山はフランス料理より会席料理のほうが完成度が高い(違った 食べ方ができない)と言いたかったみたいですが後日、主人公に 会席料理に出された料理も別の食べ方ができるとやり込められま す。 その食べ方とは──鰹の刺身にマヨネーズを付けて食べる というもの。なんでも遠洋漁業に出ている漁師さんたちの間で流 行っているんだとか。 カツオのたたきに20%オフの札が付い ていたので衝動買い。どうやって食べようかなと考えている時に この美味しんぼのエピソードを思い出しましてこんな料理を作っ てみました。 | |||||||||||||
(2人分) | |||||||||||||
・鰹のタタキ ・黒ごま [タレパート] ・ポン酢醤油 ・マヨネーズ ・豆板醤 ・ごま油 ・おろしにんにく |
150g 少々 18g(大匙1) 8g(小匙2) 3g(小匙1/2) 4g(小匙1) 少々 |
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