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     鰹のたたきの梅しそダレ
難易度:★★☆ 調理時間:7分


 

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こち亀の両さんは作中で様々な職業に就いていますがわりと長く
勤めている仕事として親戚が経営する寿司店で板長をやっていた
りもします。 とある回のエピソードで寿司通の学校の先生をへ
こませる話がありました。 確か、生徒たちが作った創作ずしを
「こんなものは寿司ではない」と一蹴しようとした先生に「寿司
ってのはもっと自由なものだったんだぜ」と教える流れだったか
な。 江戸時代、寿司は安物のファストフードの代表でネタにし
ても厳格な決まりがあったわけじゃない。めんどくさい決まり事
をいろいろ考えたのはどこかの金持ちの後付けなんだ。 本来寿
司は自由だし、これから先もいろいろな寿司が生まれていってほ
しいなんてことをからりと言ってのけます。 説教臭くならない
ところが作者の技量でしたね。 そういえばアメリカの寿司の代
表選手ともいうべきカリフォルニアロールも登場した頃はさんざ
んな言われようでした。 ネタにアボカドを使ってるんだぜ。
味付けはマヨネーズだってさ。 なんで海苔を中に巻いてるんだ
?(ちなみに裏巻きという技法です) 要するにあんなのは寿司
ではない! なんてさんざん言われていましたっけ。 けど、あ
れを考案したのは日本の寿司職人なのです。刺し身に抵抗がある
アメリカ人でも食べられそうな蟹身をチョイスし、味も醤油に馴
染みがないのでマヨネーズ。海苔も外側に巻いてあると見た目が
真っ黒で気味悪がられるので裏巻きにした──というようにちゃ
んとした理由があるのです。というかプロの寿司職人の創意工夫
の結晶なんですね。 日本ではさんざん嘲笑われたカリフォルニ
アロールですがアメリカの寿司バーでは大人気メニューとなりま
した。今では日本でも回転寿司屋の定番メニューに収まっている
んですから現金なものです。 寿司と同様、刺し身だってもっと
自由であるべきだと僕は思うのです。刺し身醤油に山葵で食べる
なんて誰が決めた? もっといろんな食べ方があったって良いじ
ゃないか。そう思って時々思い出したようにこんな料理を作った
りします。
 (2人分)

 ・鰹のたたき
 ・大葉
[タレパート]
 ・梅干し
 ・ポン酢
 ・おろしにんにく

150g
1、2枚

1粒
12g(小匙2)
ひとかけ分
1.  鰹のたたきは薄くそぎ切りにして皿に盛ります。[タレパート]の梅干しは種から外して叩きます。大葉は細切りにします。
2. [タレパート]を合わせてよく混ぜ鰹のたたきにスプーンを使って少しずつ振りかけます(こうするとまんべんなくかかります)。仕上げに大葉をトッピングすればできあがり。
  
  • 酸味が利いてさっぱりとした風味の刺し身料理に仕上がりました。ガツンと来るにんにくの風味も良い感じ。醤油にわさびという食べ方に飽きたらぜひどうぞ。
  • 最近梅干しも漬け方で複数種類売られていたりしますがこの料理には、はちみつ漬けの梅干しが良く合うように思います。ほんのりと舌先で躍る甘みがポン酢の酸味と好相性なのです。
  • お好みでいりごまを振っても美味しいですよ。


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