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     小松菜と鮭のサラダ
難易度:★★☆ 調理時間:15分


 

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野菜以外の食材が入ったサラダを初めて食べてのはいつのこと
だったか── ふと、そんな疑問が脳裏をよぎりました。過日、イ
タリアンドレッシングのレシピを書くに際してサラダとドレッシ
ングの歴史を調べていて浮かんだ素朴な疑問です。 少なくとも
僕が小学生だった昭和四十年代はまだ「サラダは野菜を使った料
理」という認識だったのですが(なので子供にはイマイチ人気が
なかった)…… で、その疑問を解き明かすべくちょっとリサー
チしてみました。 1959年日本初のドレッシング(フレンチ
ドレッシング)が新発売。この頃のサラダはトンカツに添える千
切りキャベツのように付け合わせ的な位置づけだったらしい。
1960年代半ば(僕が生まれた頃)、レタスやトマトなど新し
い野菜が登場 1970年代後半、サラダをより身近なものにす
べく醤油味の和風ドレッシング登場 1980年代半ばドレッシ
ングは和洋中と百花繚乱時代に突入 ……って、まだこの頃は野
菜オンリーが主流だったらしい。 1993年頃(バブル崩壊く
らいかな)具沢山のおかずサラダ登場 どうやら野菜オンリーで
なくなったのは平成になってからみたい。そんなに最近(でも、
ないのか?)だったんだ。 では、最初に使われた具材はなんだ
ったんだろうと記憶を探ってみました。たぶん、ハムか茹で卵か
な。茹で卵は半分に切って添えるか楽器のハープみたいな器具
で粗みじん切りにして和えるかしていたと思います。それを更にマ
ヨネーズで和えて……って、なんかサンドイッチの具材だな。お
かずサラダの原型はサンドイッチの具材から派生したのかもと思
い至りました。 1999年にはシザーサラダドレッシングが商
品化され、もはやサラダは付け合わせではなく主菜にもアラカル
トにもなり得る料理へと発展していった模様。おそらくこの頃ま
でにファミレスのサラダバーも定着していったんじゃなかったか
な。 今ではローストビーフなどと合わせた贅沢なサラダやシー
フードサラダなど多種多様。冷しゃぶサラダなど料理の国籍がよ
くわからないサラダもたくさんあります。ま、おいしけりゃなん
でも良いのですが。 過日、そろそろ使い切らないといけない小
松菜が冷蔵庫にちんまりと残っておりました。おひたしにしたら
たぶん3口かそこらでなくなってしまう量。ということでとって
おきの塩鮭と合わせて平成生まれらしいおかずサラダを作ってみ
ました。
 (1人分)

 ・小松菜
 ・塩鮭
 ・イタリアンドレッシング

2株
1切れ
適宜
1.  塩鮭は魚焼きのグリルで皮を上にして8〜10分、ひっくり返して3分焼きます。皮を剥いで骨を取り身を粗ほぐしします。
2. 鮭の皮は耐熱皿に入れて電子レンジの強(600または500ワット)で1分チンしてカリカリにします。これをキッチンバサミで粗みじんに切ります。
3. 工程1.〜2.と並行して小松菜を茹でるお湯(分量外)を沸かします。待っている間に小松菜をざく切りにして葉と茎に分けます。湯が沸いたら茎を入れて2分、更に葉を入れて1分茹でます。ざるに揚げて湯切りし、流水で粗熱を取って氷水で急冷します。
  • 氷水で急冷することで鮮やかな緑色を保てます(色止めという技法です)。サラダは具材の色彩が重要になる料理ですので面倒がらずにひと手間かけましょう。
4. サラダボウルに水気を切った小松菜と鮭の身を合わせてイタリアンドレッシングをかけてよく和えます。仕上げに鮭の皮を振りかければできあがり。
  
  • それ単体ではボリューム感がなかった小松菜が鮭とコラボすることでしっかりしたおかずになりました。さっぱりしたドレッシングの風味も楽しい1品ですよ。
  • このレシピの段取りポイントは鮭を焼き上げるまでに小松菜の茹でと色止めを済ませておくこと。焼きあがったらすぐに仕上げに入れます。
  • 更なる段取りポイントは鮭の皮を剥いで電子レンジに放り込んだら待っている間に盛り付けを始めましょう。そうすればレンジがチンと鳴る頃には鮭の皮チップをふりかけるばかりになっています。
  • 小松菜を茹でる代わりに電子レンジでチンする手順が書かれたレシピを見かけますがおススメしません。電子レンジは火力が強すぎて制御が難しいので火が通り過ぎると思うのです。
  • ちょっと贅沢ですが焼き鮭の代わりにサーモンなどの刺身を使うとリッチなシーフードサラダになりますよ。
  • 鮭は脂が乗っているので酸味の強いさっぱりめのドレッシングを合わせるのが吉。このレシピではレモン果汁を使ったイタリアンドレッシングを使ってみました。


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