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     舞茸の中華スープ
難易度:★★☆ 調理時間:10分


 

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料理の歴史という観点からするとスープの歴史は焼き物の歴史
より浅いそうです。 ま、当たり前の話ですが火を起こしてその上
で食材を炙るあぶり焼きは道具がいりませんがスープを作るため
には鍋が必要になります。 なのでスープが歴史に登場いただく
ためにはまず土器が考案されないといけないわけです。というこ
とでスープが生まれたのは紀元前1500〜1600年頃のエジ
プト時代だそうな。 ただ水と具材を鍋に入れて火にかけておけ
ば勝手にできるスープは見張っていないと焦げてしまう焼き物に
比べたらだいぶお手軽な調理法だったのかも。そのお手軽さがウ
ケたのかスープに限らず煮込み料理全般はその誕生から脈々と
受け継がれ改良が重ねられてきました。 旨味があった方が美味
しいということでブイヨンが考案され、肉だけでなく野菜も使った
方が味が深くなることに気づいた人がコンソメを発明しました。
歴史が下るにつれてスープはより複雑にそして洗練されたものに
なりました。料理人はスープを作るためならどんな手間暇も惜し
まない……はずだったのですが。 21世紀の今。原点回帰とい
うかなんというか。 「こんな面倒なことやってられっか」 と
いう想いが発露して(噴出して?)インスタントスープが爆誕し
ました。当節流行りの「タイパ」(タイムパフォーマンス)を勘
案すれば時間をかけずに作れるインスタントスープは時流に乗っ
ているといえるでしょう。 それでも人間は欲張りなもの。 「
手間がかからない」けど「しっかり旨い」ものを欲しがった結果
、インスタント的だけど本格派のスープなんて自己矛盾を起こし
そうな料理を模索している。スープの歴史はイマココらあたりか
なと思っています。 で、そんな全部載せ的ニーズにお応えした
スープのひとつの答えとしてこんな1杯を試作してみました。
 (1人分)

 ・舞茸
 ・生姜
 ・刻み葱
 ・ごま油
 ・ホワイトペッパー
[スープパート]
 ・水
 ・鶏ガラスープの素
 ・オイスターソース
 ・濃口醤油

1/5株
スライス1枚
少々
4g(小匙1)
少々

200g(カップ1)
小匙1/2
6g(小匙1)
3g(小匙1/2)
1.  舞茸は小房に分けます。生姜は千切りにします。
2. 小鍋にごま油、生姜を入れて弱火にかけます。香りが立ってきたら舞茸を加えて中火にし、1分炒めます。
3. 2.に[スープパート]を加えてひと煮立ちさせます。蓋をして5分煮込みます。仕上げにホワイトペッパーと刻み葱を加えてざっと混ぜればできあがり。
  
  • インスタント的ですがしっかり美味しいスープです。スープベースになる鶏ガラスープの素も昔に比べて進化していて旨味が本格的になっている気がするな。
  • 味付けのポイントは醤油とオイスターソース、系統の違う調味料を合わせて味を複雑にすること。それだけで味が深くなります。
  • お好みで豆板醤や黒酢を加えて辛味、酸味を強化すれば味に変化が出てまた楽しいですよ。スープを半分飲んでからこれらの調味料を加えて味変を楽しむなんてのもありです。


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