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     牛乳食パン
難易度:★★☆ 調理時間:12分


 

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庶民食はいずれ高級化するというのは江戸時代から百数十年続い
た流行の潮流なのでしょうか。 誰もが認めるチープな食べ物は
いずれ高嶺の花と呼べる高価な料理へと変貌する運命にあるよう
です。 寿司や天ぷらは文化文政年間(1900年頃)に生まれ
た屋台料理の代表選手でした。町民がちょっと寄ってちょちょっ
とつまんで小銭を置いて立ち去っていくファストフードの元祖。
それが今では寿司屋、天ぷら屋といえば庶民が寄り付くことさえ
できない高級店の代名詞になっています。 戦後、庶民の空腹を
満たした屋台のラーメンも今では1000円越え当たり前の贅沢
な料理へと変貌──自分へのご褒美に一杯なんて人もいるかもし
れません。 なんて思っていたら数年前には高級食パンが大ブー
ム。一斤1000円ってなんの料理だよって感じ。次は何が来る
のかなと、興味津々だったりします。 過日、いつも行く商店街
に新しいパン屋さんができていました。しかも流行りの食パン専
門店。店の看板には「牛乳屋さんの食パン」なんて書いてありま
す。水ではなく牛乳で作るところがウリらしい。 けどそれくら
いだったら自分で作れるじゃん。なんてたかを括って帰宅後さっ
そく作ってみたのですが……失敗した。なんで? って思うくら
いに膨らまない。 で、根が負けず嫌いでしつこい性格なのでい
ろいろと勉強しましてリトライ。 今度は上手く焼けたのでメモ
しておきます。
 (2人分)

 ・ドライイースト
 ・砂糖
 ・牛乳

 ・強力粉
 ・塩
 ・バターまたはケーキ用マーガ
  リン

5g
18g(大匙2)
200g用意して178g使います。
240g
3g
10g

1.  牛乳は小鍋に入れて中火にかけ沸騰させます(吹きこぼれに注意)。これを常温まで冷まします。
2. ドライイースト、砂糖、1.の牛乳178gを合わせてよく混ぜます。
3. 強力粉、塩、バターをボウルに合わせ2.を加えてひとつにまとめます。これを右手に持って左手のてのひらに叩きつける動作を150回くらいします。生地の表面がつるんとなったらOK。生地をボウルに戻して濡れ布巾をかけて40度で70分発酵させます。
4. 3.の生地にパンチを食らわせてガスを抜き2等分して10分休ませます(この作業をベンチタイムと呼びます)。これを食パン型に詰めて40度で90分発行させます。食パン型の蓋に生地がくっついて動きにくくなっていればOK。
5. 4.を180度のオーブンで30分焼けばできあがり。
  
  • コクがあってほんのり甘い食パンになりました。水の代わりに牛乳を使うのでちょっぴり材料費も上がって贅沢なのですがそれだけのお値打ちはある味かな。
  • 牛乳で食パンを作る際には知っておくべきポイントが3つあります。1つは牛乳に含まれるカゼインはドライイーストの発酵を妨げること。牛乳を沸騰させることでこの現象は防ぐことができます。
  • ポイントの2つ目は牛乳に含まれる水分は90%程度だということ。残りは乳脂肪で固形物、つまりバターの成分ですね。なので水で食パンを作る際の分量の1割増程度──水なら162gのところ牛乳の場合は178g(162g+16g)を使う必要があります。
  • 3つ目のポイントは乳脂肪を含んでいる分、生地が重く膨らむのに時間がかかります。なので発酵時間は気持ち長めにしましょう。キッチンタイマーだけに頼らず最終的にはしっかり膨らんでいるかを目で確かめると確実です。


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