ミルフィーユ鍋Ver.2 難易度:★★☆ 調理時間:22分 |
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ちょっと想像してみてください。
クリスマスの朝、枕元に吊る した大きな靴下にプレゼントがひとつ──むき出しで突っ込まれ ている! それが欲しかったおもちゃであれ、読みたかった本で あれ、食べたかったお菓子であれ……目に入った瞬間に「あ、あ れだ」ってわかってしまうのってどうなんでしょう。 いや、ど うなんでしょう? ってわざわざ訊くまでもないですね。興が冷 めるに決まっています。きちんと箱に入れられていて、包装され ていて、できればリボンなんかかけられていてこそプレゼントを もらった高揚感は沸き立つものだと思うのです。 風情がない─ ─端的に言えばそういうことなのかもしれません。けど、わくわ く感が削がれる本当の理由は見た瞬間にプレゼントが何かわか ってしまうからだと思うのです。 リボンをほどいて、包装紙を開 いて、箱の蓋を開けて……そんな手間のかかる作業を嬉々として やってしまうのはプレゼントは何かな何かなというワクワク感に 背中を押されるからなのです。プレゼントは実は開いて中を見る までが楽しいのです。 料理の世界にもこれと似たワクワク感を 覚える品があります。 たとえばおにぎり。中身は梅干し? お かか? もしかしてツナマヨ?──かぶりつくまではわからない 。だからおにぎりにはワクワク感があります。 あるいはサンド イッチ。断面から具材は見えているけれどこれはどんな味付け何 だろう。定番のマヨネーズ? あるいはケチャップ? 意表を突 いてスイーツ系?──甘いか酸っぱいか齧りついた時に口の中に 広がる味を想像するだけで唾が涌く、よだれが……をいw そん なワクワク感を演出するために時に食材を重ねて底まで見えない ようにする料理もあります。このミルフィーユ鍋もその一つ。表 面を覆っているのは豚肉だけどその下はどうなっているんだろう と思っていたら蓋をされて火を点けられた。 ワクワク、ワクワ ク。 やがて鍋がぐつぐつ言い始めると「何が食べられるのかな 」という期待が胸に広がります。今では豚肉と白菜が定番なので ミルフィーユ鍋の中身を知る大人は多くいます。けど、家で子供 たちに出すときはぜひこう言ってから鍋を火にかけてください。 「さて、お鍋の中身はなんでしょう」 | |||||||||||||
(1人分) | |||||||||||||
・豚バラスライス ・白菜 ・豆板醤 [スープパート] ・ぬるま湯 ・ラーメンの粉末スープ(味噌 味) ・ポン酢醤油 |
100g 150g 3g〜6g(小匙1/2〜 小匙1) 150g(カップ3/4) 5g(なければ味噌 9g(大匙1/2) 18g(大匙1) |
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