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     生きくらげの卵スープ
難易度:★★☆ 調理時間:7分


 

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2週間ほど前に買っていた椎茸をうっかり冷蔵庫で放置していた
らいつのまにやら干し椎茸になっておりました(;_;) ま、水で戻して
使えば問題はないのですが。 乾物の歴史はけっこう古くて万葉集
にも登場します。ちなみに万葉集に登場する乾物は米。蒸した米を
乾燥させて旅行用の保存食にしていたらしい。
文献はないけれど縄文時代の貝塚からも乾物の痕跡は見つかって
いるらしいのでその歴史は4000年近く前にまで遡るみたいで
すね。その成り立ちはたぶんうっかり食料を放置していてカチカ
チに乾燥させちまったぃ。けど、これがめっぽう旨かったんだと
いう成り行きだったんだじゃないかなと想像しています。おっか
なびっくり乾物をかじっているご先祖様の顔が目に浮かぶようで
す。 単に保存が利くというだけでなく乾物は旨い──という実
体験を得て人は意図的に乾物づくりに励むようになります。旨い
理由は「イノシン酸」や「グルタミン酸」などの旨味成分が増え
るからなんていうメカニズムが分かってきたのはごく最近のこと
でしょう。 とまれ乾物はけっこう古くから僕らの食文化の中に
当たり前のようにありました。中には乾物になる前の食材を見た
ことがないなんてものもあるくらいです。その最たるものがキク
ラゲじゃないかな。スーパーなどで生のキクラゲを見ることはま
ずありません。 過日、よく行く八百屋でその生キクラゲを発見
。物珍しさにつられて衝動買いしちゃいました。
 (2人分)

 ・生きくらげ
 ・白ネギの緑色のところ
 ・卵
 ・水溶き片栗粉
 ・塩、ホワイトペッパー
[スープパート]
 ・水
 ・鶏ガラスープの素

2枚
10cm
1個
6g(小匙2)分
適宜

500g(カップ2.5)
小匙2
1.  きくらげは千切りにして沸かした湯(分量外)で1分下茹でして冷水に浸けて急冷します。ネギを同じく千切りにします。卵はよく溶いておきます。
2. 小鍋に[スープパート]を入れてひと煮立ちさせます。これにきくらげ、ネギを入れて1分煮ます。味を見て物足りなければ塩、ホワイトペッパーで味を調整します。
  • ちょっと物足りないくらいの味に調整するのがコツです。
3. 2.に水溶き片栗粉を加えてとろみを付けます。これを煮立たせて卵を2、3回に分けて流し入れます。卵に火が通って浮いてきたらさっとかき混ぜてできあがり。
  • 卵は浮いてくるまで待ってからかき混ぜます。浮く前にかき混ぜるとスープが濁ってしまいます。
  
  • シンプルな風味の中華スープです。生のきくらげは弾力と独特の旨味があって干したきくらげとはまた違った味わいが楽しめますよ。
  • お好みで豆板醤を入れればピリ辛に。更に酢を加えると酸辣湯風にすることもできます。あるいはオイスターソースをひとたらし加えると風味が複雑になりますよ。
  • 千切りにした生姜や炒り胡麻を加えると風味が引き締まって更に美味しいスープになります。


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