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     なんちゃって鯛の昆布締め
難易度:★☆☆ 調理時間:2時間


 

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かつて「料理の鉄人」という料理バトルをウリにしたバラエティ
番組がありました。 毎回、定められたテーマ食材を使って挑戦
者と番組認定の鉄人と呼ばれる料理人が対決するというもの。調
理中のカメラワークもバトルを意識した躍動的なもので血湧き肉
躍る感じの演出がなされていました。 その番組のとある回。中
華料理対決で中国の特級厨師が登場したことがありました(柔和
な表情が印象的な中年の女性だったので意外な感じ)。特級厨師
は中国が調理師に与える国家資格の最高位でむちゃくちゃ難易度
の高い資格です。 で、いよいよ審査。特級厨師の対戦者の皿を
食べた審査員は口々に料理の感想を述べるのですがみなさん
好評。これは勝負あったかなという雰囲気が漂っていました。 そし
ていよいよ特級厨師の皿。その料理を口にした途端、審査員は申
し合わせたように寡黙になってなにも言いません。ただ、黙って
料理を食べているだけ。 勝負の行方は──特級厨師の圧勝でし
た。 審査員たちは味を評するのも畏れ多いと感じたんじゃない
かなと番組を見終わってから思いましたっけ。 料理の中には旨
い、まずいと言う次元を遥かに超えてただ手を合わせて拝みたく
なるような、ただただ食に対する感謝を表したくなるようなもの
が実在します。 僕は昆布締めもそのひとつだと思っています。
作り方はいたって簡単。酒で湿らせた昆布で魚介や肉などの食
材を挟んで3、4時間放置するだけ。昆布から受け取った旨味の
凄さを感じさせてくれる1品です。 ただ、昆布はけっこう高価
な食材ですし昆布締めにするにはけっこうたっぷり使う必要があ
るのでちょっとハードルが高いのです。 スーパーで安売りして
いた鯛の刺し身を買ってきた時、「これ、昆布締めにしたら旨い
だろうな」と思ったのですがやっぱり躊躇。でも、鯛の昆布締め
は食べてみたい。 で、作ったのがこんな料理です。
 (2人分)

 ・鯛の刺身(さく)
 ・昆布出汁の素
 ・塩

150g
たっぷりめ
ひとつまみ
1.  鯛の刺身に昆布出汁の素と塩をまぶしてラップで包みます。これを冷蔵庫で2時間寝かせればできあがり。

  • 昆布出汁の素に塩が含まれている場合は塩を省きます。
  
  • 自分で作っておいて言うのもなんですが口に入れるまでなめていました。ま、それっぽい味になれば御の字くらいのつもりだったのですが……手を合わせて拝みたくなるような味でした。昆布は凄い。
  • 当たり前ですが、この料理は使う昆布出汁の素で味が左右されます。僕のオススメはリケンの素材力シリーズ「素材力だし こんぶだし」。5gのスティックタイプで扱いやすく、お値段も28本入りお徳用パックで500〜600円とお手頃。何より化学調味料、食塩無添加で単に昆布を粉末状にしたものらしい。美味しいはずです。
  • 使う食材は鯛でなくても刺し身ならなんでもOK。生牡蠣の昆布締めなんてのも美味しいですよ。


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