ナスとごぼうの甘辛味噌炒め 難易度:★★☆ 調理時間:12分 |
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和食の世界で食事の途中で口の中をさっぱりとさせたり、味に変 化をもたせるためにいただく簡単な料理のことを「箸休め」と呼 びます。 「舌休め」や「口休め」ではなく「箸休め」と呼ぶと ころが面白いですね。 元々、和食の世界では食事の所作を箸を 使って表現します。「箸を取る」、「箸を伸ばす」、「箸が進む 」、「箸が止まる」──ただの道具である箸の動きを表現してい るだけなのに食事をしている人の感情やその料理を美味しいと感 じているかどうかが手に取るようにわかる。それがなんか優美で 格好良いなと思います。 箸休めはその目的からいわゆる副菜と は異なります。酢の物や漬物、せいぜい軽い和え物程度で舌をリ セットしたら次の皿が供されます。そう、箸休めは次に新しい料 理が出てくることを前提として供される小品なのです。 けど、 単品料理で食事をしていても箸休めが欲しくなる時があります。 たとえば強烈に辛い料理なら次に来る料理のためではなくその料 理自体を食べ続けるために舌を休ませたくなる時ってありますよ ね。そういう時はもう少ししっかりしたボリュームで、けど味は おとなしめな副菜というのもありなんじゃないかな。もう後に料 理は出てこないし。 過日、水煮牛肉を作った夜、あまりの辛さ に悶絶して箸が止まる予感をひしひしと覚えたのでもう1品、こ んな料理を作っておきました。 一般的な箸休めとは違ってこの 料理では口の中はさっぱりしません。けれど口の中がさっぱりし てしまったらもう二度と激辛ワールドに戻っていく気力が湧いて こない気がしたんですよね。むしろこういうしっかりした味の料 理の方が再び主菜に箸を伸ばす勇気が湧いて箸は進むと計算し たのです。 | |||||||||||||
(1人分) | |||||||||||||
・茄子 ・ごぼう ・おろし生姜 ・にんにくみじん切り ・ごま油 [調味料パート] ・味噌 ・濃口?油 ・酒 ・砂糖 ・一味唐辛子 |
1本 10cm ひとかけ分 ひとかけ分 12g(大匙1) 9g(大匙1/2) 6g(小匙1) 15g(大匙1) 9g(大匙1) 適宜 |
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