ねぎ塩チキン 難易度:★★☆ 調理時間:8分 |
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2005年に公開された「ALWAYS 三丁目の夕日」は昭和 33年、東京タワーが建設中の頃の東京下町を舞台にした物語で した。ノスタルジックな空気感と人と人との交流の温かさが相ま って作品は大ヒット。その後、3まで続編が作られることになり ました。 作中、主要登場人物の一人であるヒロミさんがやって いる居酒屋のシーンがあるのですが昭和の居酒屋感が出ていて 美術さん頑張ったなぁと本編そっちのけで感動しました(そういう とこばかり目がいくやつw)。 カウンター席ばかりの小さな店 舗。客たちが飲んでいるのはビールか熱燗。品書きに並んでいる のは焼鳥と作り置きの小料理が数品といったところでしょうか。 本作が封切られたのはチェーン店の居酒屋が登場して久しい時 代でした。三丁目の夕日に出てくるようなヒロミさんの店を知ら ない世代が知る居酒屋のイメージとはずいぶんかけ離れたシー ン──極論を言えば時代劇で町人たちが酒を酌み交わしている シーンと変わらなかったのではないでしょうか。だっておそらく彼ら の思い描く居酒屋と言えば…… 明るい照明に広々とした店内。 元気な声を立てながら店内を忙し気に歩き回る若い店員たち。そ して──飲んでいるのはサワー、酎ハイ、ハイボールと言った小 洒落た酒。何ページにもわたるメニュー表にみっしりと並ぶ写真 付きの料理また料理。ここに来ればなんでも食べられる──そん なイメージを持つ人が多かったんじゃないかな。 僕が社会人に なった頃はまだヒロミさんの店のようなこじんまりとしたお店も たくさんあって僕はそういったお店もチェーン店のお店も知って いる世代です。けど…… 「どっちのお店の方が良い?」 と訊 かれたら困ってしまうんですよね。一人で行くならヒロミさんの 店の方が居心地が良いのは間違いありません。けどチェーン店の お店の豊富な料理も魅力的だと感じるのです。その辺は昭和の 頑固おやじ的な意地を通す人じゃないので新メニューを次々繰り 出すあの企業努力には素直に感動するのです。 コロナ禍以降、 そもそもその居酒屋自体から足が遠のいてしまってここ数年はす っかりおうち居酒屋を楽しむことが多くなりました。おうち居酒屋 の良いところはその日の気分でヒロミさんの店的な料理でもチェ ーン店の居酒屋的な料理でも用意できるところ。なんか時代劇に 出てきそうな小鉢料理で熱燗を戴いている日があるかと思えばス ペインバル風なタパスにビールで「Salud」なんてやってい る夜もあります。 とどのつまり──自分で作る料理で好きな酒 を楽しめるわが家を居酒屋にするのが一番良きなのかもなんて 思う時もあります。これもそんなおうち居酒屋料理の一品。ちょっ とチェーン店の居酒屋風ですかね。 とはいえ、たまに人恋しく なると出かけていくのはヒロミさんの店的な昔なじみの小さな居 酒屋で2時間ばかり懐かしい常連たちと馬鹿噺などして帰ってく ることもあるのですが。 | |||||||||||||
(1人分) | |||||||||||||
・鶏むね肉 ・片栗粉 ・ごま油 [下味パート] ・酒 ・塩、ブラックペッパー [ねぎ塩タレパート] ・青ネギ ・ごま油 ・レモン果汁 ・塩 ・粗挽きブラックペッパー |
半枚(約150g) 4.5g(大匙1/2) 6g(大匙1/2) 15g(大匙1) 少々 2本 8g(小匙2) 10g(小匙2) 1g(小匙1/6) 少々 |
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