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     ポン酢焼きそば
難易度:★★☆ 調理時間:10分


 

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職場の同僚にマヨラーがいます。あ、念のため説明しときますと
マヨラーとはマヨネーズをこよなく愛していてなんにでもマヨネ
ーズをかけようとする人のことです。 曰く、ご飯にマヨネーズ
、カレーライスにマヨネーズ、刺身にマヨネーズ、洋菓子にマヨ
ネーズ、納豆にマヨネーズなど。職場の近くにマヨネーズラーメ
ン(スープにふんだんにマヨネーズが使われているらしい)の専
門店ができた時は嬉々として通っていました。 それだけにとど
まらず各種スパイスなどをブレンドした変わりマヨネーズのコレ
クションを冷蔵庫に並べているとか。なんか凄まじいな。 マヨ
ラーという言葉が人の口の端に上るようになったのは90年代半
ばごろ。シャネルを愛用する人はシャネラー、安室奈美恵ファッ
ションを模倣する人はアムラー、篠原ともえのファッションを模
倣する人はシノラーと呼ばれるようになった頃じゃないかなと思
っています。マヨネーズの綴り「mayonnaise」を考え
るとマヨナーと言うべきな気がするのですがあの頃は「何かを偏
愛する人のことはその偏愛対象を短縮系にして『ラー』を付けと
けば良いっしょ」みたいな風潮があったのです。 とまれマヨラ
ーという言葉が生まれた頃、その呼称には「ゲテモノ食い」とか
「味音痴」みたいな揶揄が多分に含まれていたと思います。 け
どマヨラー爆誕から既に30年近くが経った今、マヨラーはさほ
ど偏見の目で見られなくなったんじゃないかな。それだけ世の中
に浸透してしまったのでしょう。それだけでなく気が付けば他に
も語尾にラーを持つ偏愛者が登場しているらしい。 例えば何に
でもケチャップをかけたがるケチャラー。あるいはマヨラーより
歴史が古いと思われるウスターソース愛好家のソースラー。昭和
の頑固おやじの層に多数存在していそうな「とりあえず醤油をか
ける。味が付いていても醤油をかける」派のしょうゆラー(って
、こんな言い方するのかな?)など。 そして──ポンズラー。
なんにでもポン酢醤油をかけたがりエンゲル係数の5割以上をポ
ン酢が占める(嘘)と噂されるポン酢愛好家も存在します。 か
くいう僕も結構ポンズラー寄りで、こってりした味付けに飽きて
きたら「なんかさっぱりした風味のものが欲しいな」とポン酢を
使ったりします。冷蔵庫には高知県は馬路村のポン酢(ちょっと
お高めなのだ)を常備。料理の味付けに迷った時など気が付けば
そのボトルを握りしめていたりします。 過日、ランチは焼きそ
ばで軽く済ませましょうと用意をしていたのですがふと魔が差し
てソースの代わりにポン酢を取り出しておりました。さっぱり風
味の焼きそばというジャンクをよりジャンクにしたような味のイ
メージが脳裏にむくむくと湧いてきて気が付くとこんな料理を作
っておりました。
 (1人分)

 ・焼きそば
 ・豚バラスライス
 ・玉ねぎ
 ・大葉
 ・ごま油
 ・サラダ油
[具材用調味料パート]
 ・塩、ブラックペッパー
 ・おろしにんにく
[焼きそば用調味料パート]
 ・お湯
 ・鶏がらスープの素
 ・ポン酢醤油

1玉
50g
1/4個
1枚
4g(小匙1)
12g(大匙1)

少々
ひとかけ分

15g(大匙1)
小匙1/2
22.5g(大匙1.5)
1.  焼きそばは耐熱皿に入れて電子レンジの500ワットで1分チンします。豚肉は1cm幅の小口切りにします。玉ねぎは細切りにします。大葉は千切りにします。[焼きそば用調味料パート]のお湯、鶏がらスープの素を合わせてよく混ぜ更にポン酢醤油を加えてよく混ぜます。
2. 中華鍋かフライパンにごま油を入れて中火にかけ豚肉と玉ねぎを加えて炒めます。肉の色が変わり始めたら[具材用調味料パート]を加えてさっと炒めて皿に取ります。
3. 2.の中華鍋を洗わずにサラダ油を加えて中火にかけます。これに焼きそばを入れていじらずに1分焼きます。ひっくり返して更に30秒焼きます。これに2.の具材を戻してざっと炒め[焼きそば用調味料パート]を加えて絡めながら水気がなくなるまで炒めればできあがり。
  
  • ポン酢の清涼感とにんにくのジャンクな風味が混然一体となった一皿です。なんかめちゃ食欲を刺激される香りが立つ一皿になりました。大葉の風味も良いアクセントになっています。
  • なんか焼きそばと聞くとソースの濃い味をイメージしてしまうのですがこんなさっぱり風味にも作れちゃうんですね。ちょっと新鮮な気分。
  • 具材の野菜は定番のキャベツより玉ねぎの方がポン酢に合いそうだったのでチョイスしています。アレンジとして玉ねぎをスライサーでスライスして炒めずに仕上げに混ぜ込むと生玉ねぎ独特の辛味がプラスされてまた楽しいですよ。
  • あと、仕上げにおろし生姜を加えて和えると清涼感が増します。


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