豚ヒレ肉のローストポーク 難易度:★★☆ 調理時間:160分 |
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美味しんぼに出てくる海原雄山(主人公の父親)はわかりやすく 言うと星一徹を美食家にしたような人物です。特に作品初期の頃 は「こんなまずいものが食えるか」と言ってすぐちゃぶ台をひっ くり返すようなことばかりしていました(だんだんキャラが形成 されていくに従って人徳者として描かれるようになるのですが) 。 特にフレンチレストランのお披露目パーティーに呼ばれてい ながら定番の鴨の血のソースを退けてわさび醤油で食べるという 暴挙は大人げないにもほどがありましたね。主人公はその暴挙に 対して鰹の刺身をマヨネーズで食べて見せて「日本料にだって絶 対はない。わさび醤油で食べるものとみんなが思いこんでいる刺 し身だってこんな食べ方もできるんだ」と示してみせます。あれ は100%主人公の主張が正しかったと思います。 刺し身に限 らずある種の食材はこうやって食べるものという固定観念が強い ものがあります。 例えば豆腐は醤油をかけて鰹節を載せて食べ るもの(要は冷奴ですね)それ以外の食べ方なんて思いつかない と思われていた時代がありました。けど、衣を付けて揚げた揚げ 出し豆腐が考案されたり、水抜きをして焼いてステーキソースで 戴く豆腐ステーキが考案されたりしてその固定観念は払拭されま した。 ご飯だってお茶碗に盛ってそのまま食べるかせいぜいお にぎりに握るくらいだったものが「醤油を塗って炭火で炙ったら どうだろう」と考えた人が焼きおにぎりを発明し、コンビニエン スストアが先導して今までにない具材のおにぎりを考案して、更 にグラタンの具材にするドリアという洋食も生まれました。 さ て、今うちの冷蔵庫には豚ヒレ肉のブロックがあります。けっこ う大きな塊だったので半分に分けて先日、ヒレカツを作りました 。そう、豚ヒレといえばやっぱヒレカツでしょと僕の中にも固定 観念があるのです。けど、残りをまたカツにするのはなんか芸が ないなと思いましてヒレ肉の新しい食べ方を模索すべくこんな料 理を作ってみました。 | |||||||||||||
(2人分) | |||||||||||||
・豚ヒレブロック ・オリーブオイル [調味料パート] ・塩(豚肉の1%の重量) ・ブラックペッパー ・おろしにんにく |
200g 少々 2g(小匙1/3) 小匙1/2 ひとかけ分 |
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