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     レアチャーシューの肉寿司
難易度:★★☆ 調理時間:2時間10分


 

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ラーメンとは何か? って別に哲学的な話がしたいわけではなく
ラーメンとはどのような料理か? 何で構成されていればラーメ
ンと呼べるのか? を僕は説明できるだろうかとふと思ったので
す。 けど根がヘタレなのですぐにネットで検索して他の人はど
んな風に定義しているだろうかとカンニング。 いろいろありま
したが一番しっくり来たのは構成要素による説明かな。ラーメン
の構成要素は全部で5つあるらしい。 1.麺(ラーメンを麺料
理たらしめている主食材) 2.ダシ(鶏ガラ、豚骨、煮干しな
どから挽く旨味成分を含んだスープ) 3.タレ(ダシに味を付
ける調味料群。醤油、塩、味噌などが主流) 4.油/脂(コク
や風味を持たせる要素) 5.具(ラーメンをより華やかにして
くれるトッピング) このうち1〜4までは必須で5はなかった
としても素うどんならぬ素ラーメンとは言えるのでラーメンと呼
んで良いかと思います。袋入りラーメンを単体で作って食べると
これになりますね。 なら5.はおまけかというとそんなことは
なく──。家ラーメンならまだしもお店で食べるラーメンでトッ
ピングが何もないとあまりにも殺風景で寂しい。逆に具材全部載
せを頼んだ時の充実感ときたら……たまりません。 具の種類は
多種多様です。野菜ならもやし、葱。少し変化球気味なニラ、ほ
うれん草、高菜。それから味玉。薬味的な役割も担う紅ショウガ
、焦がしにんにく、胡麻。いつ食べたら良いか毎回迷う焼き海苔
などなど。 けれどなんといっても花形はチャーシュー。これを
増量するとなんとも贅沢な気分が味わえます。一口にチャーシュ
ーと言っても店によってホントに焼いているものから煮豚をそう
呼んでいるものまでいろいろですが最近よく見かけるのはレアチ
ャーシューというやつです。 ホントに火が通っているのかしら
んと疑いたくなる生肉を思わせる紅色。ぱさつかずしっとりと柔
らかい食感。その秘密は肉に火を通すのに必要なギリギリ最低ラ
インの温度で時間をかけて火入れするという調理法にあります。
お店の場合はたぶん専門の低温調理機できちんと火を通してい
るのだと思うのですがどうやら家でもそれを真似してお腹を壊す
人がちらほら出ているらしい。とうとうラーメン屋さんが店に貼
り紙をしたりサイトで「知識が覚束ない中、見よう見まねで作る
のはやめてください」なんて注意喚起する事態になったというニ
ュースを見かけました。SNSで風評被害が立てばお店でもレア
チャーシューが出せなくなるかもしれない──というのを恐れた
んでしょうね。 ま、家でやる分には炊飯器にお湯を張ってジッ
プロックに入れた肉をとっぷり浸けて保温モードで2時間以上放
置すれば大丈夫です。但し、ジップロックが浮いてきてお肉がき
ちんと浸かっていないと無意味なので上からお皿を載せて重しに
すると言った工夫は必要かな。 「しっかり時間をかけて火を通
す」というところさえ守れば家でもレアチャーシューを楽しむこ
とはできます。ラーメンの具だけでなくたとえばこんな風に変わ
り種の肉寿司にだって仕立てることができるんですよ。
 (1人分)

 ・ご飯
 ・すし酢
 ・豚バラスライスまたはロース
  スライス
[調味料パート]
 ・濃口?油
 ・味醂
 ・ごま油
 ・蜂蜜
 ・オイスターソース
 ・コチュジャン
 ・おろしにんにく
 ・おろし生姜

1膳分(約半合)
大匙1
100g


9g(大匙1/2)
9g(大匙1/2)
1g(小匙1/4)
11g(大匙1/2)
9g(大匙1/2)
3g(小匙1/2)
ひとかけ分
ひとかけ分
1.  豚肉と[調味料パート]をジップロックに合わせて空気を抜き口を閉じます。
2. 1.がひたひたに浸かるお湯(分量外、熱湯でなくて可)を炊飯器に張り1.のジップロックを浸けて保温モードにします。そのまま2時間置いて肉に火を通します。
  • ヨーグルトメーカーなどの低温調理機をお持ちであれば62度に設定して2時間加熱してください。
3. 2.の工程終わりに合わせてご飯とすし酢を合わせて切るように混ぜておきます。これを8〜9等分し手毬寿司の要領で丸く形成しておきます。
4. 2.の工程が終わったらジップロックの中身をざるに揚げて水気を切りこの肉で3.を巻けばできあがり。
  
  • お肉がしっとりと柔らかくてうっとりします。ちょっと焼き豚風な味付けにしてみましたが寿司飯と意外に合いました。
  • 肉は62、3度を超えると動物性たんぱく質が固まり始め70度を超えると硬化してぱさぱさした食感になる性質があります。炊飯器の保温モードは概ね70度に設定されているメーカーが多いためなんとか低温調理できるかなという温度なのです。
  • お肉にしっかり火が通っていないと食中毒等の原因となりますので十分注意しましょう。しっかりとお湯に浸かった状態で2時間以上火を通すのが鉄則です。


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