TOP >> Gのレシピ集 >> おかず系(和食) >> りゅうきゅう
            

     りゅうきゅう
 難易度:★☆☆ 調理時間:5分
(漬け込む時間は含めていません)


 

このエントリーをはてなブックマークに追加
 (過去の『特集』情報
「おせち料理特集(2013年バージョン)」
 (過去の新着情報)
 
 姉妹サイト「Gの書斎」
 ツイッター
 携帯版「Gの食卓」
 携帯版「Gの書斎」
 
アフィリエイト・SEO対策
 
 
まだ社会人二年生だった頃、プログラムにパッチ(パッチワークと
同じ語源でプログラムのバグ修復用のプログラムです))を当てに
大分県に出張したことがあります。一泊二日の仕事だったのです
が、帰りの飛行機の中で先輩から「実は夏に別の仕事があってな」
と持ち掛けられ。およそ3か月ほど大分に長期出張することになり
ました。
それを聞きつけた職場の先輩(大酒呑み)が羨ましがること羨ましが
ること。大分は豊後牛や地鶏、魚など美味しい物がたんとある土地
なんだぞと教わりました。いや、観光に行くわけではないのですけ
どね^^;
中でもお薦めなのが『関アジ』という特別なアジなのだとか。寿司屋
に行ったらぜひ頼めと言われました。但し、品書きは大抵『時価^^;』
と書かれていて小皿一杯の刺身が3000円とかするのもざらに
あると脅されました。
当時は知識がなく、鯛の種類に石鯛や黒鯛というのがあるように
アジの一種だと思っていたのですが、実際には普通のアジと同じ
種類の魚です。ただ、豊後水道にいるアジは水温や海流の関係で
非常に味が良く、海流が速くて網引きなどに適せず一本釣りが
主流となるため高価なブランド魚としてこんな名前が付けられた
のだそうです。
……、えと、りゅうきゅうの話でしたね。りゅうきゅうは大分の漁師た
ちの賄いから生まれた料理で関東のヅケに近いものです。名前の
由来は「琉球の漁師から教わった」とも、ごまを和える調理法を
千利休に由来して「利休和え」と呼ぶところから来たとも言われてい
ます。
残念ながら今日のアジは関アジではなく静岡産の近海ものですが
、はるか昔の大分ライフを思い返しながら美味しく戴きました。
そういえば、大分の夏の仕事は前作業が大幅遅延して半日暇に
なったのでジャッキー・チェンの「シティーハンター」を観に行ったり
したなぁ。懐かしい。
 (2人分)

 ・刺身(アジ、ブリ、サバ、カン
  パチなど)
[漬け汁パート]
 ・濃口醤油
 ・酒
 ・砂糖
 ・すりごま
 ・刻み葱
 ・大葉の千切り
 ・おろし生姜

300g


36g(大匙2)
30g(大匙2)
3g(小匙1)
大匙1
たっぷり目
3枚分
ひとかけ分
1.  刺身は5mm厚くらいに切ります。
2. 器に[漬け汁パート]を合わせて1.を加えます。1時間ほど漬け込めばできあがり。
  
  • ヅケに近い料理ではあるのですが、ごまとしそやネギなどの薬味の風味が利いているのが特徴。口の中でその複雑な風味が広がるのが楽しいです。
  • 熱々のご飯にたっぷり載せれば大分名物「あつめし(あつめし丼)」になります。豪快にわしわしとかきこんで楽しみましょう。
  • 冬場ならお弁当のお菜にすることもできます。その場合は一晩漬け込んでしろいごはんに添えて詰めましょう。食べる時はご飯に載せて混ぜながら戴きます。
  • 刺身の代わりにアボカドを使った「アボカドりゅうきゅう」という変化球もありみたいです。


本サイトの著作権は全てサイトマスターに帰属します。本サイトの転記は、ご遠慮願います。

inserted by FC2 system