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     里芋の塩煮
難易度:★★☆ 調理時間:25分


 

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日本には古くから季節の移ろいを鑑賞するイベントがあります。
春には花見。夏には星見。秋には月見。冬には雪見。で、どこ
かの呑兵衛が考え出したことなのでしょう。それにかこつけて自
然を鑑賞しながら酒を飲もうというイベントが考案されました。
花見酒、星見酒、月見酒、雪見酒……風流な景色を眺めている
だけで酒が旨い──ってえらくストイックな呑み方ですね。 そ
ういえば第二次世界大戦の頃、イギリスでドライマティーニが流
行っていたらしい。マティーニはジンとベルモット(ワインの一
種)を合わせたカクテルなのですがベルモットの量を減らして度
数を上げたものをドライマティーニと呼びます。で、「俺はこれ
だけドライなマティーニを飲んだぞ」と酒呑みどもが自慢し合う
というバカバカしい遊びが流行ったとか。 かのチャーチルが考
えた究極のドライマティーニはグラスにジンを注いでベルモット
のボトルを眺めながらグラスを煽るというもの……いや、それた
だのジンだから(笑) 話が逸れましたが、なんか、そんなエピ
ソードに相通ずるストイックさを感じます。 けど、お月様を見
ながら酒を呑んでもお腹はふくれない。何より口寂しい。やっぱ
り肴が欲しくなります。 今では月見といえばお団子が定番です
が昔は里芋を煮たのが定番で中秋の名月が芋名月と呼ばれるよう
になった由来です。 ま、甘い団子はおつまみには不向きですが
里芋の煮たのはかっこうの肴になりそうですね。 十五夜が過ぎ
て十六夜になった日。久しぶりに出社するのでお弁当を制作。お
かずに詰めたのはお約束の里芋の煮たのでした。
 (1人分)

 ・里芋
 ・水溶き片栗粉
[煮汁パート]
 ・塩
 ・鶏ガラスープの素
 ・だし汁(昆布)
 ・味醂
 ・酒

7、8粒
6g(小匙2)分

2g(小匙1/3)
3g
150g(150ml)
18g(大匙1)
30g(大匙2)
1.  小鍋に[煮汁パート]を合わせてひと煮立ちさせます。
2. 1.を待つ間に里芋は皮を剥いて流水で泥を洗い落とします。粒の大きいものは2、3等分します。煮汁が沸騰したら里芋を加えて蓋をし、弱火で約20分煮ます。
3. 2.を煮立たせて水溶き片栗粉を加え、とろみを付ければできあがり。
  
  • シンプルだけど飽きの来ない味です。夕飯のおかずはもちろん、晩酌のアテにもぴったりですよ。
  • ついでにほうれん草や椎茸などを加えるとにぎやかな煮物になります。これらは火の通りが早いので工程2.がラスト5分になった頃合いに加えましょう。
  • ちょっと地味めな煮物なので鶏ミンチを加えてそぼろ煮にすると男子や子どもたちのウケがよくなるかもです。


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